タヒチ出身で28歳のミシェル・ボウレズ。2009年にツアー入りを果たし、初年度はツアーランク21位に甘んじたものの、その後はツアー落ちすることなく順調にランキングを上げ、2011年には6位という好成績を残しています。

パワフルなドライブターンを得意とするパワーヒッターのため、ターン勝負となるロングウォールの波を得意とします。波質としてはオアフ島ノースショアに位置するハレイワが得意なようで、2013年と2008年、ハレイワで開催されたリーフ・ハワイアン・プロで優勝しています。リーフ・ハワイアン・プロは、全三戦のトータルポイントで競うトリプルクラウンのイベントであり、ローカルハワイアンはもちろんのこと、世界中のトップサーファーが集まるコンテストであるため、この優勝はワールドツアーイベントでの優勝に匹敵するほどの偉業です。

強烈なバレルで有名なチョープーを有するタヒチ出身だけに、チューブライドのスキルも高いです。ここ最近では、チューブとエアーが得意なサーファーが多く、元ツアーサーファーであったテイラー・ノックスのようなドライブのきいたターンを得意としたサーファーが少なくなってきましたので、ミシェルの存在は貴重であり、ツアーにおいて今後も欠かせない存在だと思います。


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