現地時間5月29日(フィジー)、2014年度ASPウイメンズワールドツアー第五戦フィジー・ウイメンズ・プロが終了しました。公式サイトによる波のサイズは6~8フィート。クラウドブレイクに戻っての開催で、セットは優にダブルオーバーヘッド以上はあるハードコンディションで、サリー・フィッツギボンズが優勝を果たしました。

ラウンド4では、再びリーフの犠牲者が。マリア・マニュエルの手がリーフにヒットし、部位については、手なのか手首なのか情報が錯綜していましたが、骨折しました。しかし、テーピングで固めてクオーターファイナルに出場して勝ち上がり、さらにはセミファイナルにも出場しましたが、サリーに敗退となりました。

クオーターファイナルでは、カリッサ・ムーアが敗退の波乱もありました。ヒートによって波の周期が変わり、2本のトータルスコアが10点に満たないヒート(20点満点中)もあったので、運に左右されたとも言えます。ちなみに、カリッサを下したディミティ・ストイルのトータルスコアは6.83でした。

サリーとファイナルで対戦したのは、ステファニー・ギルモア。ステファニーは優勝を逃したものの、本人としては大満足の結果だったようです。というのも、あまりバックサイドが得意じゃないので、ファイナルまで行けるはずがないと思っていたとの事です。

今回のような、サイズのあるバレルというコンディションでの開催は、ウイメンズにはまだ厳しいと個人的には感じました。メンズだと、今回のコンディションだと、いくらアクションを入れても深いバレルをメイクしないとハイスコアは付きません。しかし、ウイメンズにバレルは厳しいとジャッジが判断したのか、セットの波でトップアクションを2回以上入れればハイスコアが付いていました。

また、まともなチューブライドは、ハイライト動画2:19~のサリーがメイクした一本だけです。となると、来シーズンもフィジーで開催されるのかは疑問となるかと思います。ちなみに、いかにハードなコンディションであったのか分かる最終日のワイプアウト集の動画も、ハイライト動画の下に載せておきます。

これまで、メンズとウイメンズでは、同じ会場でのツアーイベントは同時開催でしたが、メンズは7月1日からと日程がずらしてあります。おそらく、島なので宿の収容人数の問題だと思います。メンズもまた、エキサイティングな展開になると思うので、楽しみですね。


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