ワールドツアー第6戦「Jベイ・オープン」前のランキングで、今シーズンは28位とこれまでのキャリアで最も成績が振るわないジェレミー・フローレス。

Jベイ・オープンでは、ラウンド2でセバスチャン・ジーツに僅差で破れ、スコアに納得いかなったジェレミーは、ヒート終了後にジャッジタワーに駆け寄り、サーフボードを投げ捨てるわ、ジャッジに暴言を吐くわ、壁を殴るわの大暴れ。

後に謝罪はしたものの、ASP陣営から下された処分は、6千ドルの罰金と2014年8月27日までASPイベントへの参加禁止。つまり、プライムイベントのUSオープンとツアーイベントのビラボン・プロ・タヒチには参加できません。ジェレミーが得意なタヒチに参加できないのは、とても痛い結果です。

以前からジェレミーは、接線のヒートだと、アメリカとオーストラリアのサーファーに対し、ジャッジは有利な判定を下すと口にしていましたし、今シーズンは自身も僅差で敗れる事が多かったりと、溜まっていたフラストレーションが爆発してしまったのでしょうね。

さて、そんなジェレミーの南アフリカでのフリーサーフ映像が今回の動画となります。サーフィンのレベルは、紛れも無くトップサーファーのレベルです。ただ、少しトリム(波のボトムでタイミングを合わせたり、パワーポケットに移動するための軽いターン)が多い気がします。

最近のトップサーファーは、トップアクションの時から次の動きを意識し、ノートリムでマニューバを続けていきますので。ブラジリアンのフィリペやガブリエルに至っては、エアーの着地後でさえ、ノートリムでボトムターンに入る事もあり、完全に次の動きを計算してエアーを仕掛けているくらいです。ジャッジ基準にはフロー(流れ)があるので、やはりノートリムで演技した方が、スコアは高くなるからでしょうね。


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