ニュージーランドでトップサーファーのリカルド・クリスティ。10代半ばから頭角を現し、16歳にしてニュージーランドのナショナル・オープンタイトルを獲得すると、リップカールといったメジャーブランドからスポンサードされた期待の若手でした。そして、20歳になると、満を持してワールドツアー入りの夢を叶えるべく、WQSに本格参戦。

しかし、ツアー入りの夢は一筋縄では行かず、WQS生活三年目となった2011年には、わずか4位のランキング差でツアー入りを逃しています。ただ、2011年の結果に手応えを感じたリカルドは、2012年こそはと意気込みますが、時代は世界的な金融危機と相まって、金銭面のサポートをしてくれるメインスポンサーを失うことに。2012年は母国ニュージーランドでお金を貯めるために仕事をしながらも、トレーニングやスポンサー探しに励む事となりました。

そして迎えた2013年、依然としてメインスポンサーは付いていなかったものの、クラウドファンディングでの遠征費集めに成功し、これぞと絞ったプライムイベントと6スターイベントに参戦したものの、ワールドランクは78位と振るわず。

今シーズン2014年になると、なんとルーカ(RVCA)がメインスポンサーとなることが決まり、気分一新となったリカルドはプライムイベントで3位と5位という成績を残し、現WQSランク14位と、ワールドツアー入りを十分に狙えるポジションにつけています。

今回の動画は、そんなリカルドがインドネシアを訪れた際のサーフ映像となります。映像を見ていると、ターンが非常に上手くてパワーがあります。今ではエアーといった派手なマニューバも重要な要素となっていますが、コンテストで安定して勝ち上がるは基礎であるターンの上手いサーファーが多く感じます。エアーが得意なサーファーは、エアーをしにくいコンディションだと厳しくなりますが、ターンが上手いサーファーはコンディションに関係なく自分のサーフィンを見せることができるので。


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