メキシカンパイプラインと称されるヘビーブレイクのプエルト・エスコンディード出身のカルロス”ココ”ノガレス(38歳)。その日暮らしのため、どんな仕事でもしていたストリートキッズだったココは、17歳の時のビッグウェイブチャージで、米国サーファー誌のインタビューを受けることで注目を集め、メキシコを代表するビッグウェイブサーファーとなりました。

今回の動画は、2014年シーズンにプエルト・エスコンディードへとシーズン最大スウェルが押し寄せた際のココを追った映像となります。

ビッグウェイブサーフィンは、シリアスに取り組まないと生死に関わるため、最善の準備をするべく、プールでトレーニングに励むココ。自分の身を守るべくトレーニングに取り組んだ後は、自分以外のサーファーをも守るために使うジェットスキーのチェック。しかし、ジェットスキーに問題が・・・。

そんな中、迎えたビッゲストスウェル到来初日。何とか修復したと思われたジェットスキーに乗り、ラインナップに向かおうとすると、ジェットスキーのエンジンがすぐさま停止。早くサーフしたいのに、そんなことで時間を無駄にしている間にベストウェイブが入り、その波を掴んだのがシェーン・ドリアン。悔しくてたまらなくなるココ。

ジェットスキーの一件で、すっかりと歯車の狂ったココ。ビッグセットを求めて海に入ったものの、波とのサイクルが合わず、理想のサーフィンとは程遠い結果となりました。しかし、いくらトレーニングといった準備を万全にしていても、良い波に乗れる時もあれば、全く乗れない時もあると語るココ。明日こそはと、期待を胸に抱きます。

気分一新の二日目。リラックスした気分で波に立ち向かうと、普段のコンディションを取り戻し、満足の行くサーフィンを楽しめました。そんなココにとって、最もサーフィンに求めるものは、一本の波に乗ること。非常にシンプルなコメントですが、一本の波に乗り、さらに、もう一本の波にと、着実にステップアップを求めてのコメントかと思います。

今回の舞台となったプエルト・エスコンディードにおける同日の過去記事は、下記リンク先から参照して見て下さい。

ビラボンXXLの「Ride of the Year」確定に限りなく近いシェーン・ドリアンのスーパーライド

ビッグウェイブサーファーによるプエルト・エスコンディードでのチャージ映像続編

ビッグウェイブサーファーが集結したプエルト・エスコンディードでの空撮


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