現地時間4月7日(オーストラリア)、WSLワールドツアー第二戦リップカール・プロ・ベルズビーチのメンズラウンド5、そしてウイメンズラウンド4が開催されました。

2015年度リップカール・プロ・ベルズビーチ:初日ハイライト

2015年度リップカール・プロ・ベルズビーチ:二日目ハイライト

2015年度リップカール・プロ・ベルズビーチ:三日目ハイライト

2015年度リップカール・プロ・ベルズビーチ:四日目ハイライト

本日で、メンズとウイメンズ共にクオーターファイナリストが決まりました。ただ、開催されたヒート数はわずか8ヒート。波のサイズはあるものの、オンショアの影響でストーミーコンディションだったんです。

そのため、メンズに至っては、ラウンド5まで勝ち上がったサーファーがベルズビーチというロングウォールのポイントブレイクにおいて、誰一人として8ポイント以上のスコアを出していないほど。

唯一のハイライトと言えば、ガブリエル・メディナとケリー・スレーターのヒート。昨年のビラボン・プロ・タヒチでは、ケリーが最も得意とするビッグサイズのチョープーにおいて、ファイナルで対戦して敗れています。

何とかしてその雪辱を果たしたかったケリー。しかし、互いにミッドレンジのスコアしか出せなかった上、ケリー本人は「チョープーの時と同じプライオリティ戦略でミスをしたんだ」との事で敗れてしまいました。

Shitty wave(クソ波)とも言われた本日のベルズビーチ。ミック・ファニングも、ウェイティングピリオドが後5日もあるのに、なんで今日開催したんだと漏らしていました。

ただ、今後の波予報をチェックすると、8日(水曜)~10日(金曜)まではサイズが残り、早朝は風が弱い可能性があるものの、基本的にはオンショアの予報。11日(土曜)~12日(日曜)は、オンショアは弱まるものの、サイズダウン。

こうなると、サイズが残る明日以降の早い時間帯にだけ開催していき、コンテストを終了させるのではないかと考えられます。

世界のベストサーファーにベストウェイブというモットーの上で開催されているワールドツアー。今シーズンからWSL体制となったタイミングもあり、ネット上ではかなりの不満や批判の声が上がっています。ツアー初戦に続き、ベストウェイブではなく、ワーストウェイブで開催されているので。

ただ、WSLを責めるのは少し厳しい意見かと思ってしまいます。これまでと同様のフォーマットであるし、今イベントにしても、12日間のウェイティングピリオドを取っています。その中でベストコンディションの日に開催されるのですが、ベストになるどころか最悪なコンディションでの開催は、あくまでも相当運が悪いだけなので・・・。

これを機に、フォーマット自体を変えるという考えは、十分にアリだとは思います。しかし、確実にベストウェイブで開催となると、ツアーサーファーの拘束期間が増えたり、コンテスト会場の確保が流動的になったりと、難題続出だとは思いますけど。

同イベントの詳細については、下記リンク先の公式サイトからチェックして見て下さい。

公式サイト「RIP CURL PRO BELLS BEACH」

本日の結果

・メンズラウンド5
Heat 1: Gabriel Medina (BRA) 13.00 def. Kelly Slater (USA) 12.53
Heat 2: Josh Kerr (AUS) 10.40 def. Joel Parkinson (AUS) 10.17
Heat 3: Mick Fanning (AUS) 12.27 def. Jadson Andre (BRA) 11.60
Heat 4: Nat Young (USA) 14.66 def. Jeremy Flores (FRA) 5.93

・ウイメンズラウンド4
Heat 1: Lakey Peterson (USA) 16.13 def. Silvana Lima (BRA) 13.23
Heat 2: Johanne Defay (FRA) 14.54 def. Alessa Quizon (HAW) 11.60
Heat 3: Tyler Wright (AUS) 17.63 def. Bianca Buitendag (ZAF) 10.90
Heat 4: Courtney Conlogue (USA) 13.44 def. Tatiana Weston-Webb (HAW) 13.26

2015年度リップカール・プロ・ベルズビーチ:六日目ハイライト

2015年度リップカール・プロ・ベルズビーチ:最終日ハイライト


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