現地時間5月2日(カリフォルニア)、南カリフォルニアのローワーズ(ローワー・トレッスルズ)で開催されていた今シーズン初となるQS10,000イベントの「オークリー・ローワーズ・プロ(Oakley Lowers Pro)」が終了。
フィリペ・トレドVSジェレミー・フローレスという二人のワールドツアーサーファーによるファイナルは、ツアーイベント初戦でも優勝を飾っているフィリペが、今回も優勝を果たしました。
今シーズンからWQSの名称が変更されているので、QS10,000イベントと言われてもピンと来ない方もいるかと思います。QS10,000とは、昨シーズンまでプライムイベントと呼ばれていたものと同レベルのイベントであり、つまりはQSイベントの中で最もグレードの高いイベントです。詳細については、下記の過去記事からチェックして見て下さい。
最もグレードの高いイベントであるため、ワールドツアーサーファーも多く参加しているのが特徴です。ファイナリストの二名以外にも、ケリー・スレーターを筆頭に、全34名のWCTサーファー中、20名近くが参加していました。
スーパーファンウェイブで、スケートパークのような波と称されるローワーズを舞台に、最大セットで頭ほどのサイズというコンディションとなったため、エアリアルが必須となった今回のイベント。そうなると強いのは、小波最強サーファーとも言われるフィリペですね。
頭サイズ以下でアクション系の波ともなれば、フィリペは無敵に近い存在かと思います。ヒート戦略がどうこうではなく、自分のベストサーフィンを見せれば、確実に勝ち上がりますから。
しかも、コンテストというプレッシャーの掛かる舞台であってもベストサーフィンを見せてくるし、信じられないほどに高いエアリアルのメイク率を誇る実力を備えています。
こうなると、今回のようなコンディションでフィリペを破るには、対戦相手がフィリペ以上に上手くならなければなりませんね。つまり、エアーで上回るしかないのですが、なかなか簡単な事ではないので、しばらくはフィリペが小波最強サーファーの称号を欲しいままにしていくのではないでしょうか。
コンテストの詳細については、下記リンク先から参照して見て下さい。
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