現地時間6月12日(フィジー)、2015年度メンズWCT第五戦「フィジー・プロ(Fiji Pro)」のラウンド1が開催されました。波のサイズは、最大セットで頭半ほどありましたが、コンスタントにセットが入るわけではないので、出場サーファーが乗っていた波の大半は頭以下のサイズでしたね。

2015年度第五戦「フィジー・プロ」&「フィジー・ウイメンズ・プロ」予告編

5日間のレイデイ(Layday:コンテストのオフ日)が続いた後、ようやく開催された本日。ただ、波のコンディションはあまり良くなく、世界に誇るクラウドブレイクでの開催でありながら、バレルは少なめなトリッキーなコンディション。

そのため、本日は波乱続きの結果となっています。ヒート1でのケリー・スレーターの3位敗退から始まり、ジョシュ・カー、フィリペ・トレド、アドリアーノ・デ・スーザ、ジュリアン・ウィルソン、ジョエル・パーキンソンといった上位ランキング陣がラウンド2行きとなりました。

本日のシングルハイエストスコアを出したのは、昨年の同イベント優勝者であり、ワールドチャンピオンのガブリエル・メディナによる9.23ポイント。クリティカルセクションでのシャープなスナップが、本日のコンディションにはハマっていました。

数少ないバレルの中で、最もディープなバレルをメイクしたのは、第三戦のマーギーズ・プロに続き、ワイルドカード出場となったジェイ・デイヴィス。バックアップスコアを出せず、ヒートは敗退となったジェイですが、クラウドブレイクが真価を発揮すれば、再び波乱を巻き起こす存在となりそうです。

今後の波予報ですが、当初、金曜~日曜にかけてソリッドスウェルが押し寄せるという予報は変わっています。明日の土曜は少しサイズが落ち着き、日曜から徐々にサイズアップの予報。

月曜と火曜が最もサイズのある予報となっていて、フェイスで最大15フィートほどとのこと。つまり、ダブルオーバーヘッドほどになる見通しとなっています。

イベントの詳細については、下記リンク先の公式サイトから参照して見て下さい。

公式サイト「Fiji Pro


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本日の結果

・ラウンド1
Heat 1: Alejo Muniz (BRA) 12.20, Kolohe Andino (USA) 11.54, Kelly Slater (USA) 11.37

Heat 2: Taj Burrow (AUS) 12.33, Matt Banting (AUS) 11.13, Aritz Aranburu (ESP) 10.50

Heat 3: Wiggolly Dantas (BRA) 13.84, Jay Davies (AUS) 13.17, Josh Kerr (AUS) 5.07

Heat 4: Adrian Buchan (AUS) 15.16, Dane Reynolds (USA) 8.53, Filipe Toledo (BRA) 8.50

Heat 5: Mick Fanning (AUS) 13.77, Ricardo Christie (NZL) 9.26, Aca Ravulo (FJI) 5.40

Heat 6: Kai Otton (AUS) 15.60, Adriano de Souza (BRA) 8.86, Inia Nakalevu (FJI) 5.30

Heat 7: Gabriel Medina (BRA) 17.13, Jeremy Flores (FRA) 13.93, C.J. Hobgood (USA) 10.67

Heat 8: Sebastian Zietz (HAW) 14.00, Owen Wright (AUS) 13.67, Dusty Payne (HAW) 7.50

Heat 9: Nat Young (USA) 13.00, Miguel Pupo (BRA) 11.57, Glenn Hall (IRL) 10.77

Heat 10: Jadson Andre (BRA) 15.17, Adam Melling (AUS) 14.60, Julian Wilson (AUS) 11.34

Heat 11: Keanu Asing (HAW) 11.50, Bede Durbidge (AUS) 10.93, Matt Wilkinson (AUS) 6.33

Heat 12: Italo Ferreira (BRA) 15.97, Joel Parkinson (AUS) 15.20, Fredrick Patacchia (HAW) 11.47

ハイライト(ジェイ・デイヴィスのバレルライドは0:45~)
https://youtu.be/y5zN1ifcAQA