イギリス出身でボルコムライダーのハリー・ティムソン「Harry Timson」(19歳)。イギリスでサーフィンを覚えてコンテストの世界に入り、イギリスで負けなしの存在となると、さらに大きな舞台となるヨーロッパのコンテストに参加するようになりました。

しかし、ヨーロッパのコンテストに出ると、目立ったのがフランス人サーファーの強さ。ヨーロッパで、最もサーフィンが盛り上がっているためでしょう。ワールドツアーイベントも開催されていますし。そのため、現在はフランスのホセゴーを拠点にしています。

今回の動画は、ハリーが大好きなスンバワ島(インドネシア)レイキーピークを訪れた際のフリーサーフ映像となります。勢いのあるライディングで、見応えがあります。


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現在、ボルコム、リーフ、オークリーといったメジャーブランドからスポンサードされているハリー。その理由は、本人のブランディングと努力にあります。

コンテストの世界は、ワールドツアーイベント以外はウェイティングピリオドが短いので、コンディションの悪い中で開催されることが多いです。そのため、自分の全力サーフィンを見せることが難しいコンテスト結果だけがスポンサーへのアピールポイントになります。

そこで、少しでもスポンサーにアピールするため、ハリーはSNSを活用してフリーサーフィン映像のアップにも力を入れています。ちなみに、ハリーの撮影をしているのは、ハリーの父親。

このような努力の結果、多くのスポンサーを獲得していると言います。若手でありながら、ライダーとしてスポンサーに還元しようとブランディングしているのはスマートですね。

ただ、あくまでもサーフィンが上手いという条件のもとで、ブランディングは成り立ちます。昔であれば、優れたサーファーであれば周りが取り上げてくれていましたが、今ではサーフィンの上手さは当然の上、しっかりと売り込みもしなければなりません。

言ってみれば、技術屋が営業も兼ねるといった感じです。プロサーフィンの世界で生きていくには、非常に大変な時代だと感じてしまいますね。