シップスターン オーストラリア
リップに吸い込まれたサーファー

オーストラリアTAS(タスマニア)州にある悪名高きサーフスポット「シップスターン・ブラフ(Shipstern Bluff)」。名称は省略して「シッピーズ(Shippies)」なんて可愛らしい呼ばれ方をしますが、実際のブレイクは裏腹。

今回の動画は、そんなシップスターンの恐るべきワイプアウト特集の映像をお届けします。この映像を見れば、日本人ならシッピーズなんて愛らしい名前で呼べなくなるでしょう(笑)。


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シップスターンで初サーフされたのは、1986年と言われています。その当時、名付けられたサーフスポット名は「Devil's Point」。悪魔のポイントという、怖ろしい名前ですね。

こういった名前が付けられた理由としては、ビッグサイズのモンスターウェイブがブレイクするだけではなく、シップスターン特有の2~3段掘れという癖のある波質も挙げられます。

ただでさえヘビーなビッグウェイブチャージ。その上、波のフェイスに段差が発生し、エアドロップをメイクしなければならないので、悪魔のポイントと呼ばれた所以も分かりますね。

通常、波のフェイスにできる凹凸は、バンプ(bump)やランプ(lump)と呼ばれ、フェイスが荒れたコンディションの事を英語では、バンピーやらランピーと呼びます。

しかし、シップスターンの場合、フェイスの凹凸がバンプやランプどころではない大きさのため、文字通り、段差を意味するステップ(step)と呼ばれています。

今回の動画でも、ステップをクリアできずにワイプアウトするシーンが続出。ただ、困難であるからこそメイクできた時の達成感は大きく、乗りこなしたいと願うサーファーがチャージし続けるのでしょう。

シップスターンに関する過去記事は、下記リンク先からチェックして下さい。

サーフ撮影で使用されるドローン&上空からの空撮@シップスターン

ハーレープロ前にシップスターンでビッグセッション:ミック・ファニング

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空から映し出すシップスターン・ブラフ

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