Pedro Calado 2015-2016 winter season

コンテスト界において著しい台頭を見せるブラジリアン。アドリアーノ・デ・スーザの世代からスタートしたブラジリアンストーム(ブラジリアンのワールドタイトル獲得を目指し、英語教育や世界各地へのサーフトリップといったサーフィン英才教育を受けたサーファー)が、2014~2015年のメンズWCTで世界の頂点に立ちましたね。

しかし、ブラジリアンの強さはコンテストだけではありません。今回の動画は、エルニーニョ現象で波が大当たりとなった2015/2016年シーズン、ブラジルのビッグウェイブサーファーであるペドロ・カラド「Pedro Calado」(20歳)が見せたビッグウェイブサーフ映像をお届けします。


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ブラジリアンのビッグウェイブサーファーと言えば、最も有名なのはマヤ・ガベイラ。美しいルックスとは裏腹に、信じられないサイズの波にチャージすることで知られています。

アンダーグランドなビッグウェイブシーンにおいて、ルックスと身を置く世界のギャップが大きな関心を集め、世界中のビッグウェイブサーファーの中で最もスポンサー料を得ているとも言われていますね。

新たなスポンサー「ルルレモン」と契約した女性ビッグウェイブサーファーのマヤ・ガベイラ

そんなブラジリアンビッグウェイブサーファーの中で、メンズで台頭してきているのが若干20歳のペドロ。このペドロに関して興味深いのは、メインスポンサー。

ワールドチャンピオンが2年連続で誕生したブラジルだけに、サーフ業界以外からもサポートが集まるようになっています。先日お届けしたシルヴァナ・リマのメインスポンサーがオイ(Oi)である事からも分かりますね。ちなみに、オイは日本で言うドコモのような企業。

ブラジルの女性トップサーファー/シルヴァナ・リマが明かす女性サーファーのスポンサー事情

今回のペドロのメインスポンサーは、フルナス(Furnas)という電力会社です。こういった事情を見るだけでも、いかにブラジルでサーフィン人気が高まっているのか分かりますね。

というのも、WCTサーファーであればボードに貼られたロゴの露出が多いので注目されて当然ですが、ビッグウェイブサーファーともなれば、今回のような動画での露出程度しかありません。それでもスポンサーになるという事は、サーファーという存在自体がクローズアップされている証です。

さて、そんなサーフィン人気と比例し、ペドロの映像も凄いチャージの連続となっています。撮影地は、ジョーズ(マウイ島)、ワイメア(オアフ島)、プエルト・エスコンディード(メキシコ)。

ペドロ・カラドに関連する過去記事は、下記リンク先からチェックして下さい。

マウイ島ジョーズのパドルインで過去最大サイズのチャージ@2016/1/15

現在プエルト・エスコンディードに押し寄せている過去最大スウェル