via Surfing Magazine's Instagram
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記憶に新しい昨年末に開催されたWCTイベント最終戦のパイプマスターズ。同イベントではSNSを活用した興味深い動向がありました。それは、ブルース・アイアンズのワイルドカード出場。

プロサーファーなどがブルースをパイプマスターズに出場させるべきと、ハッシュタグ「#Bruce4pipemasterswildcard」を使って運営団体であるWSLに訴えかけた結果、ブルースにワイルドカード枠が与えられることになったのです。

ブルース・アイアンズがパイプマスターズにワイルドカード出場決定

今回の記事は、新たなハッシュタグ運動として、クレイ・マルゾをクラウドブレイク(フィジー)で開催されるWCTイベントに出場させようという動きが起こっているので、内容をお伝えします。


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今回の動向を引き起こしたのは米国サーフィン・マガジン誌。ハッシュタグは「#PutClayInFiji」となっています。ブルースの成功例を受けての動きでしょう。

確かにクレイがフィジーイベント出場となれば、かなりエキサイティングな展開なので、ライブ中継を見ようと思う方も増えるはずでしょう。ただし、少し現状を振り返ってみることに。

メンズWCTでは各イベントでワイルドカード枠が2つあるものの、すでに1枠はタジ・バロウ、もう1枠はローカルトライアルの勝者。となると、怪我などでイベントを欠場するサーファーのリプレイスメント以外、クレイが出場するチャンスはありません。

もう一点、そもそもチャンスを与えられたとしてもクレイは出場するのか。アスペルガー症候群のため、人目に晒されるのが嫌で表舞台から姿を消したクレイですから。

そこでクレイのSNSをチェックすると意外や意外。今回の動向に感謝の気持ちを示し、「クラウドブレイクでサーフしたい」とまで言ってます。おそらく、フィジーイベントならば一般ギャラリーがいないためでしょう。

ハッシュタグ運動は興味深い新たな動向なので、今回の件をWSLがどのように扱うのか非常に興味が湧きます。

参照記事:「Get Clay Marzo Into The Fiji Pro

クレイ・マルゾの過去記事は、下記リンク先からチェックして下さい。

クレイ・マルゾのフリーサーフ@西オーストラリアから考えるブローテールとレイバックの違い

表舞台から姿を消したクレイ・マルゾの現在