2009 KOTG Gabriel Medina

2014年シーズン、ブラジリアンとして初のワールドチャンピオンに輝いたガブリエル・メディナ「Gabriel Medina」(22歳)。現在のブラジルにおけるサーフィン人気を確立させた一人です。

2014年度ASPメンズワールドチャンピオン:ガブリエル・メディナ

先日行われたリオデジャネイロ(ブラジル)でのWCTイベントでは、サーフコンテストにおいて初となるバックフリップ(バク宙)をメイクしたりと、次世代を牽引する若手トップサーファーですね。

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今回の動画は、若い頃からガブリエル・メディナがずば抜けていた事を証明するコンテストでの映像をお届けします。


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WCTにおいて数々の記録を保持するガブリエル。初のブラジリアンチャンピオンであるだけなく、チャンピオンになったと同時に、ケリー・スレーターと並び、20歳という史上最年少チャンピオンの称号も獲得。

WCT入りしたのは、17歳というこちらもメンズの最年少記録。ちなみに、同じくブラジリアンのフィリペ・トレドも17歳でワールドツアー入りを果たしています。

ツアー入りした年の活躍も半端じゃありませんでした。ガブリエルがツアー入りした2011年シーズンは、ミッドイヤーローテーションという短命に終わったルールがあり、シーズン中盤にガブリエルはツアーデビュー。

最年少のルーキーであったものの、デビュー戦から4戦を終えた時点で、ガブリエルはWCTイベントで2勝を上げたのです。とんでもない記録と言えますね。

さて、そんなガブリエルはWCT入りする前から当然信じられないレベルであり、今回紹介する映像は、当時15歳であったガブリエルが優勝した2009年度キング・オブ・ザ・グロムのファイナル。

当時はWCTサーファーであっても、コンテストでエアリアルを入れるのは一発のみで、メイク率もかなり低かったです。また、ライディングの途中で入れるのはリカバリーが難しく次のセクションに繋げないため、エンドセクションのエアリアルが主流。

そんな時代に15歳のガブリエルは、優勝のプレッシャーが掛かるファイナルでエアリアル×2のライディングを2本メイクし、パーフェクト10×2のパーフェクトスコアで優勝しています。

当時の常識で考えれば、一本だけでもエアーをメイクすれば十分過ぎるほどのライディング。2本目にトライしてワイプアウトすればスコアが引かれる恐れもあるので、普通はやりません。

けれども、本人は間違いなく自信を持っていたし、「エアリアルのメイクに関しては世界トップレベル」と、客観的に見ても正しい自己分析をしていたはず。だからこそ、WCTデビュー後の大活躍やワールドチャンピオンに繋がったのだと思います。

ガブリエル・メディナの最近の過去記事は、下記リンク先から参照して見て下さい。

ガブリエル・メディナ&ウィゴリー・ダンタスのサーフ動画@フランス

ガブリエル・メディナがメインのフリーサーフ動画@フランス