左:ステファニー・ギルモア 右:タイラー・ライト Photo: WSL
左:ステファニー・ギルモア 右:タイラー・ライト Photo: WSL

現地時間9月14日(カリフォルニア)、南カリフォルニアのローワーズ(ローワー・トレッスルズ)を舞台にしたWCTウイメンズ第七戦「スウォッチ・ウイメンズ・プロ(Swatch Women's Pro)」が終了しました。

フェイスで3~4フィートのコンディションにおいて、優勝を飾ることになったのは今シーズン4勝目となったタイラー・ライト。

カリフォルニア時間の9月7日にローワーズでスタートする2016年WCTイベント情報

ステフが好調だった2016年WCT第七戦「スウォッチ・ウイメンズ・プロ」初日

タイラーとコートニーが勝ち残った2016年WCT第七戦「スウォッチ・ウイメンズ・プロ」二日目

タイラーがQF進出を決めた2016年WCT第七戦「スウォッチ・ウイメンズ・プロ」三日目

サメが目撃され一時中断となった2016年WCT第七戦「スウォッチ・ウイメンズ・プロ」四日目


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セミファイナルからスタートした本日。ヒート1に登場したタイラーは、セイジ・エリクソンと接戦の末、0.43ポイント差と際どい勝負ながらも勝利を収める結果に。

2016-swatch-sfh1

続くステファニー・ギルモアとニッキ・ヴァン・ダイクのヒートは、序盤こそニッキが先制攻撃で大きくリードしましたが、今イベントで調子を取り戻したステフが強かった。

9.50と9.10という9ポイント台を二本叩き出したステフは、ニッキをコンボ(コンビネーションの略:パーフェクト10を一本出しても逆転出来ない点差)に追い込む圧倒的な強さでファイナル進出を決めました。

2016-swatch-sfh2

ステファニー・ギルモアの9.50(4:39~)と9.10(8:34~)
https://youtu.be/pPyrh6RjbsM

ファイナルでは、ステフのこれまでの勢いが一転。ヒート終盤までステフはコンボに追い込まれる展開となりました。しかし、ただでは終わらない戦いに。

ヒート残り1分台、ステフが逆転に必要なスコアは8.87。そんなシチュエーションでセットが入ると、まずはプライオリティを持つタイラーがキャッチ。ステフは二本目のセットにテイクオフ。

ラストで二人が見せたサーフィンは、共にファイナルにおけるベストライド。ステフは9.13をスコアしたものの、タイラーのラストライドは8.63とリードをさらに広げたため、タイラーの優勝が決まりました。

2016-swatch-final

今イベントの結果を受け、ウイメンズのトップ10ランキングは以下の通り。

2016-wct-women-ranking-after-7
全ランクはこちら

タイラーが大きくリードを広げましたね。ウイメンズのワールドツアーの歴史を振り返ると、4勝したサーファーは確実にワールドタイトルを獲得しているので、タイラーがワールドチャンピオンになる可能性がさらに高まりました。

2位のコートニーが巻き返しを図るには、優勝はもちろんのこと、タイラーが早期敗退という他力本願な条件も求められてきますね。

ウイメンズの次なるワールドツアー開催地はポルトガルで、ウェイティングピリオドは9月24日~10月2日。今シーズンの残りイベントは3戦のみとなります。

イベント詳細に関しては、下記リンク先の公式サイトからチェックして下さい。

公式サイト「Swatch Women's Pro

本日の結果
・ファイナル
1st: Tyler Wright (AUS) 17.13

2nd: Stephanie Gilmore (AUS) 15.13

・セミファイナル
Heat 1: Tyler Wright (AUS) 14.60, Sage Erickson (USA) 14.17

Heat 2: Stephanie Gilmore (AUS) 18.60, Nikki Van Dijk (AUS) 14.60

ハイライト動画
2016-hurley-pro-final-day-highlight