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クイックシルバーのWQSサーファーと共に、世界中のWQSイベントを転戦しているコーチで元WCTサーファーのジェイク”スネーク”パターソン。

そのスネークが、愉快なチームライダーたちの舞台裏を撮影した動画が、スネークテールズ。今シーズンのWQSイベントは終了したので、今回のスネークテールズが今季ラストとなります。

今回の動画は、オアフ島ノースショアのサンセットで開催されたトリプルクラウン第二戦のワールドカップ開催時のスネークテールズをお届けします。


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今回の主役はジークこと、イズキール・ラウ「Ezekiel Lau」(23歳)。すでに来季WCTの座を獲得した五十嵐カノアやレオナルド・フィオラヴァンティと違い、ワールドカップの結果に全てが委ねられていたためです。

ワールドカップでは一つでもラウンドアップした方が有利になるジーク。そんなジークは順調にクオーターファイナルまで進んだものの、クオーターでは残り2分を切った時点で最下位のポジション。

しかし、終了間際に掴んだラストウェイブで大逆転を果たすことに。7:45~からとなりますが、本人も相当ストークしてますね。

最終的にジークはセミファイナルで敗退し、WQSランク10位とはわずか50ポイント差で11位となり、自力でWCT入りを決めることはできませんでした。1年かけて取り組んできた結果だけに、見ていて苦しくなります。

ただし、まだジークにはチャンスがあります。下記過去記事でもお伝えしましたが、カノアがダブルクオリファイする可能性があるためです。

2016年度メンズWQSランキングが確定!WCT入りするサーファーは!?

今回の動画でも、「カノアの(パイプマスターズでの)結果に全てが懸かってる」と言われてますね。ちなみに、カノアがダブルクオリファイするにはトップ22に入らなければならず、現在の22位前後のランキングと順位別獲得ポイントは以下の通り。

ポイント差として、カノアが21位のミゲル・プポを上回るのは難しいです。狙うは22位のナット・ヤングのポジション。ナットとのポイント差はわずか900ポイントですが、WCTの年間ランクはワースト2のポイントをカットしての合計ポイント。

カノアより上位のナットとキアヌ・アシンは最下位の25位のポイントが最終的にはカットで、カノアの場合は一コケがなく13位のポイントがカットとなるので、実際のナットとのポイント差は900+1250(13位の1750ポイントー25位の500ポイント)の2150ポイント。

例えナットとキアヌが一コケの25位or二コケの13位でも、カノアがトップ22入りするには最低でも9位が必須。つまり、ツアー初戦以降、カノアにとって鬼門となっていたラウンド3勝利です。果たして、カノアがジークの後押しをすることが出来るのか注目のポイントですね。