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Photo: WSL

オーストラリアの建国記念日「Australian Day」であった1月26日、3×ワールドチャンピオンのミック・ファニング「Mick Fanning」(35歳)がオーストラリアのオフィサー勲章(Officer of the Order of Australia)を受章。

プロサーファーとしての活躍および複数のチャリティイベント参加という社会貢献による功績が認められての受章とのことです。

今回の記事は、勲章受章となったミック・ファニングにスポンサーであるレッドブルが行ったインタビュー内容についてお届けします。


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今回、ミックが受章したオーストラリアのオフィサー勲章とは、国によって諸々の違いはあるものの、日本で言う文化勲章に近いもの。受章についてミックは以下のように語っています。

「今回の受賞は、オーストラリアでは爵位を与えられるようなものだから、この上なく光栄だよ。受賞理由がサーファーという点だけじゃなく、僕が関わってきたチャリティにも重点を置いてくれたみたいで、そこまで見てくれたことを嬉しく思ってる」。

実は昨年後半には、選考者リストに入っているとの手紙が届いていたというミック。しかし、受賞者に選ばれたとの連絡は先週だったと言います。「選考プロセスに入ってからは、決定まで沈黙状態だったんだ。だからサプライズだったよ」。

「基本的に僕らオージーは、国民栄誉賞(Australian of the Year)の受賞者の方に関心が集まるんだ。勲章に関しては、サーファーは普段、特に政治家からさほど認められていないから本当に驚いた。サーファーの地位が上がったのは間違いないと思ってるよ」。

オーストラリアという国家から認められることとなった今回の受章。ミックにとって、ワールドタイトルと勲章のどちらが価値があると考えているのでしょうか?

「完全に別物だから比べられないよ。ただね、サーフィン界以外から認められたっていうのは、これ以上ないスペシャルなこと。こんな事になるなんて、想像すらしたことがなかったんだから」。

サーフィン国家として知られるオーストラリアであっても、ミックの反応を見る限り、サーファーによる勲章受章は別格であることが分かります。サーフィン界のレジェンドが、オーストラリアのレジェンドへの階段を登ったといった感じでしょうか。おめでとうございます!

参照記事:「Mick Fanning awarded top Australia Day honour

*ミック・ファニングの過去記事は、下記リンク先からチェックして下さい。

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