サーフィンにおいてターンの支点となるフィン。フィンの枚数もスタイルや波質によって使い分けられ、シングルフィン、ツインフィン、トライフィン、クアッドと様々。
しかし、フィンのないフィンレスボードを好むサーファーもいますね。そんなフィンレス愛好家の一人が、オーストラリアのバイロンベイをホームとするアリ・ブラウン(Ari Browne)。
今回の動画は、アリ・ブラウンによるインドネシアのバリ島でのフィンレスボードによるハイパフォーマンスサーフィン映像をお届けします。
スポンサーリンク
「free-friction」とも呼ばれるフィンレスボードでのサーフィン。その意味は、水中に沈んだ状態のフィンがないので、摩擦がないということ。
メリットとしては抵抗がないのでスピードが出やすく、デメリットとしては舵となるフィンがないので非常にルースで横滑りしやすくなります。
横滑りしやすい点はライディング中の安定感が失われるので、通常のフィンありボードに乗るサーファーにとってはデメリットとも言えるのですが、そのデメリットをメリットにしたサーフィンを見せるのがアリ・ブラウン。
フィンレスボードライダーの代名詞と言えば、Jベイ(南アフリカ)でグライドを楽しむデレク・ハインド、ビッグウェイブにチャージするブラッド・ドンキーといった存在がいます。
そんな中、アリもオリジナルの分野を確立したサーファーと言えるのではないでしょうか。フィンレスを思いのままに操るライディングは圧巻です。