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Photo: WSL

昨年2016年のワールドチャンピオンに輝いたハワイアンサーファーのジョンジョン・フローレンス「John John Florence」(24歳)。

メンズのジョンジョンに加え、ウイメンズのタイラー・ライトもまた、コーチを付けた事で初のワールドタイトル獲得に至った事実から、コーチングの重要性が再認識させられたシーズンではなかったでしょうか。

今回の記事は、WSLコメンテーターのロス・ウィリアムスが今シーズンにおけるジョンジョン・フローレンスのコーチを務めると発表されたので、内容についてお届けします。


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2015年からスタートしていたというジョンジョンのコーチ探し。昨年大活躍したタイラー・ライトやマット・ウィルキンソンのコーチである元WCTサーファーのグレン”マイクロ”ホールにも声が掛かっていたそうです。

結果的に、ジョンジョンのコーチとなったのは現役WCTサーファーのビード・ダービッジ。同じWCTサーファーがコーチというのも不思議な感じがしますね。

ビードは2015年12月にパイプラインで骨盤骨折し、2016年のハワイシーズンまでワールドツアーから戦線離脱していたという事情があってのことです。

ただ、今季のビードはコンテストに完全復帰となるので、ジョンジョンのコーチは不在となりました。昨シーズンのジョンジョンの安定した活躍を見る限り、もはやコーチは不要とも思えなくもありません。

なのですが、ジョンジョン本人は「まだまだコンテストにおいて学ぶべきことはたくさんある」と、さらなる高みを目指すコメントを残していたので、コーチ探しをしていたのです。

そして白羽の矢が立ったのが、元WCTサーファーで現WSLコメンテーターのロス・ウィリアムス。ロスは現在もコメンテーターとしてコンテストシーンを分析している上、ジョンジョンとはオアフ島ノースショアにてご近所さんで気心の知れた存在というのが大きなポイントでしょう。

今シーズンはフルタイムでジョンジョンのコーチを務めるというロス。コメンテーター業については、引退するわけではないということなので、パートタイムになるのかもしれません。

ちなみに、記事最後に載せている動画では、「ジョンジョンとのコーチ契約の条件は良いでしょう」とイジられるロス。以前にマイクロがスタブ誌に答えたインタビューによると、各自の条件については多少の差異はあるものの、一般的には獲得賞金の10%らしいです。

さて、新たなコーチを得たジョンジョンが2年連続のワールドタイトル獲得に向け、スナッパーロックスで好スタートを切るのか注目です。