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Photo: WSL / KELLY CESTARI

現地時間11月30日(ハワイ)、マウイ島のホノルアベイを舞台にしたウイメンズCT最終戦となる第10戦「Maui Women’s Pro(マウイ・ウイメンズ・プロ)」が開催。

イベント最終日となる予定だった本日は、午前はコンディションが期待通りとならずにスタートが遅れ、ラウンド4~クオーターファイナルまで終了となりました。

今回の記事は、マウイプロ二日目となった本日のイベントレポート、今後の波予報、動画などをお届けします。


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イベントレポート

ラウンド4からスタートとなった本日。ラウンド3で1位通過したサーファーはクオーターファイナル、2位と3位のサーファーが進出するのがラウンド4で敗者復活戦です。

ラウンド4進出となったタイトルコンテンダーは、コートニー・コンローグとカリッサ・ムーアの二人。

まず登場したのはヒート3のコートニー。過去2年連続でタイトルレースを争ったものの破れてきたコートニーにとって今年は3年連続3度目のチャレンジ。

ニッキ・ヴァン・ダイクを相手にしたコートニーは、大きな点差を付けられたわけではなく、普段ならば当たり前のように逆転したであろうシチュエーションにも関わらず、ラウンド4で敗退。

昨日のサリーに続き、2人目のタイトルレース脱落はコートニーとなりました。なんだかこの二人を見ているこちらの胸が苦しくなります。二人合わせて7回もタイトルレースに敗れている無冠の女王といった存在なので。

*ニッキ・ヴァン・ダイクの6.67@ラウンド4

続くヒート4に出場したカリッサは、圧巻のバレルライドが光り、ラウンド4では唯一の9ポイント台をマークしてクオーターファイナル進出を決定。

*カリッサ・ムーアの9.40@ラウンド4

サリーとコートニーがすでに敗退したので、タイトルの命運を左右することになったのがクオーターファイナル。タイラーがクオーターファイナルを勝ち上がれば2年連続ワールドタイトルが確定。

タイラーがクオーターファイナルで敗退し、ステフまたはカリッサのいずれかが優勝すれば優勝者がワールドタイトルというシナリオ。

ヒート1に出場したステフは9ポイント台と8ポイント台をマークし、まずは順当にセミファイナル進出を決定。

*ステファニー・ギルモアの9.50@クオーターファイナル

ヒート2ではいよいよタイラーが登場。タイラーの相手は、ワイルドカード出場のブリッサ・ヘネシー。このヒートでは、いつも通りのサーフィンを見せたタイラー。

トップサーファーともなれば、普段通りのサーフィンがしっかりできればヒートを勝ち上がるのは自然で、タイラーの強さは重要な局面であってもいつもと変わらぬパフォーマンスを見せる点。

普段通りのタイラーなので、ブリッサをコンボに追い込むほどの差を付けてヒートを勝ち上がり、この時点で2年連続で2度目となるワールドタイトル獲得が決定。

昨年からグレン”マイクロ”ホールがコーチに付くと驚くほどタイラーはコンテストで強くなり、2年連続のタイトル獲得の事実を目の当たりにすると、コーチの存在の大きさを実感せざるを得ませんね。ジョンジョン・フローレンスやマット・ウィルキンソンも同様ですし。

*タイラー・ライトの8.50@クオーターファイナル

*リップカールチームからの祝福

タイラーのワールドタイトルが決定後は、ヒート3でマリア・マニュエル、ヒート4でブロンテ・マコーレーが勝ち上がり、セミファイナル進出を決めています。

本日のヒート結果

今後のヒート表

ハイライト動画

波予報

今後の予報は明日午前が残り期間においてベストコンディションの見込みなので、セミファイナルからの残り3ヒートは明日の開催になる予定です。

まとめ

日本とハワイの時差は19時間で、日本の方が進んでいます。現地時間の12月1日午前7時半にイベント開始の場合、日本時間では12月2日午前2時半となります。

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公式サイト「Maui Women's Pro

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