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WSL(ワールドサーフリーグ)で副コミッショナーを務めるブラジル出身のレナート・ヒッケル(Renato Hickel)。

WSLのスポークスマンといった感じのレナートはこれまでに数々の先行情報をメディアに発表していて、今回は2019年の大変革などについてブラジルのサーフメディアのインタビューで口にしました。

今回の記事は、WSL大変革の年となる2019年などに関する内容について、レナート・ヒッケルが語った内容をお届けします。


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サーフランチ(ウェイブプール)の可能性

我々のスポーツはとてもユニークで、主要ネットワークと連携してのライブ中継は非現実的だったんだ。波のコンディション次第で開催が決まるからね。

その状況を打破する存在となったのが、ウェイブプールのサーフランチ。主要ネットワークでのライブ中継契約が可能な状況となったのは初のことだよ。

サーフランチのイベントフォーマット

去年のテストイベントは、ウェイブプールでの新たなフォーマットを試す意味合いがあったんだ。そのフォーマットは「ラウンドロビン」スタイル(総当たり戦)。

プールだと複数人のサーファーが同時に波を狙うシチュエーションはなくなるから、マンオンマンでやる意味はないからね。

トレッスルズとフィジーのイベントがキャンセルとなった理由

サーフランチイベントによってトレッスルズイベントがなくなったわけじゃないんだ。トレッスルズとフィジーは両方ともにメインスポンサー問題。

トレッスルズはハーレーがスポンサーから降り、フィジーはフィジー政府からのサポートが無くなったため。でも、両イベントを復活させるつもりだよ。

2019年にトレッスルズイベントを復活させるのはほぼ決定してるんだ。CTイベントじゃなく、QS10,000イベントになるだろうけど。現在はQS10,000イベントが少ないから。

ライブのペイパービュー(有料配信)

ASP時代から議題には上がっていたけど、ファンの数、適切なのかどうかの判断で頓挫してたんだ。今考えている案は放送のプレミアム化。

アクションを見たいだけのビューアーには無料放送の提供を続けて、有料配信では別アングルからの映像やバックステージでの独占インタビューなんかの提供を考えてる。

サーフィンの将来性

テニスやゴルフ並みの規模まで拡大するって期待してるよ。失笑する人もいるだろうけど、30~35年ほど前だとイベントの賞金総額は3万ドル程度だったんだよ(現在のメンズCTイベントの賞金総額は約55万ドル)。

この変化を見ていると、30年後にどうなっているのか楽しみだね。

まとめ

個人的に大いに気になるのは、2019年のワールドツアー期間は2~9月と言われていますが、どのようなスケジュールとなるのかという点。

今後、少しずつ小出しで情報が表に出てくると思うので、楽しみにしたいところですね。

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参照記事:「ENTREVISTA // Renato Hickel

2019年大変革の過去記事