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Photo: WSL / LAURENT MASUREL

2019年は大変革の年となるワールドツアーこと、WSL(ワールドサーフリーグ)のCT(チャンピオンシップツアー)。

ツアー初戦はこれまでの最終戦であったパイプマスターズになる予定なのでしたが、ハワイサイドから開催許可を得る事ができないという展開に。

今回の記事は、ハワイとWSLによるハワイイベントに関する交渉結果をWSLが正式発表したので内容についてお届けします。


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今回の騒動の始まりは、先日お届けした下記過去記事の通りです。

WSLとしてはハワイに大きな経済効果をもたらしている点を強調していたし、私も楽観視していたのですが、公平性を重視したハワイ側はWSLの要請をまさかの拒否という結末に。

現時点において、WSLが2019年シーズン初戦としての開催を予定していたパイプマスターズの開催は不可能となったのです。

では、2019年は絶対にパイプマスターズ開催はあり得ないのかというと、どうやらそうとも言い切れない様子。

ホノルルのカーク・コールドウェル市長は昨日、WSLサイドと面談をし、今後のイベント開催許可申請などについてポジティブな議論を行ったとWSLは説明。

また、昨日の記者会見にて同市長は、サーフィンがカルチャーとして根付くハワイにおいてサーファーをサポートする上でも、許可申請のルールを根本から見直す必要があると認めたとのこと。

つまり、現時点においてはパイプマスターズの日程変更許可を認めることはできないければ、今後のルール改正で何とかすることが可能というようにも受け止められます。

これまでは許可申請の期日を守らないWSLの要請は受け入れないと意固地な印象のあった同市長が、ルール変更を視野に入れていると態度が少し柔和になったのですから。

WSLのソフィー・ゴールドシュミットCEOは「2019年パイプマスターズが開催できない恐れがあるとのことで残念です。ただし、市長がルール変更の必要性を認識しているとの事で、変更が行われたら今後のハワイイベントについて協議致します」との声明を残しています。

ちなみに、今年2018年CT最終戦のパイプマスターズの開催は予定通りとなっています。

現時点において、2018~2019年に申請許可が下りているハワイでのWSLイベントは以下の通りとなります。

*HIC PRO - Sunset Beach - Oct. 27 - Nov. 9, 2018
*HAWAIIAN PRO - Haleiwa - Nov. 12-24, 2018
*VANS WORLD CUP OF SURFING - Sunset - Nov. 25 - Dec. 6, 2018
*BILLABONG PIPE MASTERS - Ehukai - Dec. 8-20, 2018
*SUNSET OPEN - Sunset Beach - Jan. 18-28, 2019
*VOLCOM PIPE PRO - Ehukai - Jan 29 - Feb. 10, 2019

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参照記事:「WSL Statement on Upcoming Hawaii Events