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グリフィン・コラピント Photo: WSL / KELLY CESTARI

現地時間2018年3月11日(オーストラリア)、ゴールドコーストのスナッパーロックスをメイン会場とした男女共にCT初戦となる「クイックシルバー・プロ・ゴールドコースト(Quiksilver Pro Gold Coast)」と「ロキシー・プロ・ゴールドコースト(Roxy Pro Gold Coast)」が開催。

ウェイティングピリオド初日の本日は、メンズとウイメンズ共にラウンド1が終了しました。

今回の記事は、クイック&ロキシープロ@ゴールドコーストのイベントレポート、動画、今後の波予報などといったニュースをお届けします。


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スウェル自体はあるものの、先月サイクロン「ジータ(Gita)」スウェルがヒットしたことで、砂が流れて地形が悪くなってしまったスナッパーロックス。

地形が深くなってしまった影響からか波は厚く、各セクションがあまり繋がらないというトリッキーなコンディションとなりました。

ただし、来週中盤に新たなサイクロンスウェルがヒットすれば、ツイード川からの砂が北へと流れ込み地形が良くなる可能性があるとのことです。

ここからは男女別のイベントレポートとなります。

クイックシルバー・プロ・ゴールドコースト(Quiksilver Pro Gold Coast)

波がさほど良くなかった事から、エクセレントレンジ(8~10ポイント台)のスコアがほとんど出ない展開となった本日。

ヒート5になり、ガブリエル・メディナがファーストウェイブで8ポイント台をスコアしたのですが、ノンプライオリティというヒートスタート直後の状況において、レオナルド・フィオラヴァンティによる戦略でガブリエルはインターフェアを取られスコアは無効となりました。

その後のヒートでエクセレントレンジが出たのは、ヒート10のフィリペ・トレドのライディング。「White Lighting(白い稲妻)」と呼ばれたミック・ファニングを彷彿させるスピードから繰り出すターンは迫力がありました。

ガブリエルのエクセレントレンジは無効になったため、最終的に本日のエクセレントレンジはフィリペによる8.23ポイントのみとなりました。

出場するのかどうか注目を集めていた11×ワールドチャンピオンのケリー・スレーターは、結局ヒートには登場せず。オアフ島ノースショアにいるようですが…。

ですが、ケリーを求めるギャラリーの姿が。

This was heartwarming to receive...Thank you to everyone supporting me on the Gold Coast all these years and wondering where I am right now as my heat begins at the #quikprogoldcoast2018. If round 2 men’s does not run tomorrow, I will most likely make it to surf my heat. If it runs tomorrow, @mikeyfebruary will take my spot and best of luck to him. I had surgery 3-1/2 weeks ago and am not quite out of the woodwork yet. I was looking forward to having what could be our final heat together with @mfanno but I’ve only surfed 4 times since my latest surgery while getting work on the foot and letting it heal. If I do show, I’m not expecting my best performance but with some wave luck and tubes, I’ll have some fun. Thanks to the @wsl for keeping me in the draw (as per the rules, of course). I look forward to competing again soon and back to full health hopefully in the coming months. ✌🏽 Video courtesy of @maya_beeeee

Kelly Slaterさん(@kellyslater)がシェアした投稿 -

上記動画と共にケリーが投稿したコメントは以下の通り。

心温まる声援をありがとう。クイックプロについては、もしも明日ラウンド2開催になれば、マイケル・フェブラリーがリプレイスメント出場になると思う。

ラウンド2開催が明日じゃなければ、出場できる可能性は高いと思ってる。ただ、出場できても去年骨折した足指の状態が万全じゃないから、ベストパフォーマンスを見せることはできないだろうね。

これまでの経緯を見る限り、ケリーとしては今回は欠場したかったのだと思いますが、インジュリーワイルドカードを与えられてのツアー残留となったので簡単に欠場を発表できる状況ではなかったのかもしれません。

ツアールーキーに目を向けると、ラウンド1で1位通過を決めたのは7名中1名となるグリフィン・コラピントのみ。グリフィンはジョンジョン・フローレンスとマイキー・ライトを破っての結果でした。

本日の結果

ロキシー・プロ・ゴールドコースト(Roxy Pro Gold Coast)

メンズのラウンド1終了後に開催されたウイメンズのラウンド1。ウイメンズもメンズ同様、なかなかエクセレントレンジのスコアが出ない厳しい状況に。

ウイメンズでエクセレントレンジをマークしたのは3×ワールドチャンピオンのカリッサ・ムーアによる8.83ポイントのみでした。ただ、このライディングに関するプライオリティルールが物議を醸すことに。

カリッサは本日のウイメンズベストウェイブをゲットして、テイクオフ後にバレルをメイク。一方、同じヒートにいたタティアナ・ウェストン・ウェブはブロッキング戦略でカリッサの波にドロップイン。

カリッサのライディングはブロックされたにも関わらず、見事なバレルメイクでハイスコアがコールされたものの、タティアナの行為があまりに危険だったと賛否両論となっています。

さて、トップシードの結果に目を向けると、レイキー・ピーターソン、ステファニー・ギルモア、ニッキ・ヴァン・ダイクがラウンド1の1位通過を逃してラウンド2送りとなることに。

番狂わせと言えるヒートだったのは、怪我で欠場したコートニー・コンローグのリプレイスメント出場となったメイシー・キャラハンがステフを下したヒートです。

ちなみに、欠場したコートニーはコメンテーターブースに参加。現役CTサーファーがコメンテーターとなる事はレアなので新鮮でしたね。

本日の結果

ハイライト動画

波予報

明日12日(月曜)は少しサイズダウンし、明後日13日(火曜)から徐々にサイクロンスウェルが入り始める予報。サイクロンスウェルがピークに達するのは、14日午後~15日。

サイクロンスウェルに合わせてイベント終了を狙っていると思うので、明日はウイメンズだけ開催になるのかなと予想しています。

まとめ

日本とゴールドコースト(オーストラリア)の時差は1時間。明日12日午前7時スタートの場合、日本時間は12日午前6時となります。

ライブ中継についてはFacebook独占放送との事でしたが、本日はWSL公式サイトやアプリでも従来通りに視聴可能でした。ただし、Facebookのみでの中継に変わる可能性はあるのでご注意下さい。

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公式サイト「Quiksilver Pro Gold Coast

公式サイト「Roxy Pro Gold Coast

ライブ中継「WSL Facebook

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