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Photo: WSL / DAMIEN POULLENOT

2016年と2017年の2年連続でワールドタイトルを獲得し、2×ワールドチャンピオンとなったタイラー・ライト「Tyler Wright」(23歳)。

2011年のワールドツアー入り後はCTランク上位にいながら、タイトル獲得に至っていなかったタイラーに大きな変化が見られたのはコーチを付けて臨んだ2016年シーズンからでしたね。

今回の記事は、最短距離を進まなかったタイラー・ライトが語るからこそ重みのあるウイメンズサーファーへのアドバイスに触れたインタビュー記事をお届けします。


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2016年シーズン以前のタイラーは、2013~2014年の2年連続でCTランク2位となったものの、タイトル獲得には至っていませんでした。

しかし、2016年シーズン前に今や名コーチとしてお馴染みとなっている元CTサーファーのグレン”マイクロ”ホールの指示を仰ぐようになってから、驚くほど安定した成績を残すようになることに。

その結果が2年連続のワールドタイトル獲得という、コンテストサーファーにとってはトップの称号。

そんなタイラーがスタブ誌に語った若手サーファーガールへのアドバイスが以下の通り。

自然にサーフィンがスキルアップしているなら、上達することだけに集中し続ければ全てが上手くいくはず。

ガールズのレベルアップのスピードは早いから、トップレベルをキープするにはハードワークが必要で、自分のレベルに満足したらすぐに他のサーファーに追い抜かされるわ。

若い子だとメディア露出が少ないとか口にすることもあるけど、私はあまりメディアとか意識したことがないから、それが私にとっては良かったのかもしれない(笑)。

私が一番言いたいことは、とにかく自分のサーフスキルにフォーカスを当て、自分のことをよく知ること。サーフィン以外のことはあまり気にしなくても平気。そのうち自然と付いてくるものだから。

Be yourself and do your job!

コンテストサーフィンは同じ条件下で行うスポーツとは異なり、自然相手なので波運といった要素にも結果が左右されることがあります。

しかし、誰よりもサーフィンが上手くなれば、波運で敗退することがあったとしても、ウイメンズであれば年間を通して10戦行われるワールドツアーでワールドタイトルを獲得することが可能。

タイラーとしては、小手先のテクニックでヒートを勝ち上がる術を覚えるよりも、ベースとなるサーフスキルを上達することがトップに立つ上での近道と伝えたいのではないでしょうか。

とてもシンプルながら本質を付いたタイラーのアドバイス。CTサーファーになってワールドチャンピオンを目指したいと願う若手サーファーは、是非とも参考にしてみてはいかがでしょうか。