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Photo: WSL / SEAN ROWLAND

ウイメンズCTイベントと同時開催となっていたメンズQS10,000イベントのUSオープン。

メンズQSイベントで最もグレードの高いQS10,000としては今季二戦目であり、優勝は昨年に続いて五十嵐カノアという嬉しい結果となりました。

今回の記事は、メンズサイドのUSオープンのレポートや最新メンズQSランキングなどに関するニュースをお届けします。


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メンズQS10,000イベント「USオープン」

小波コンディションのエアリアル勝負と言う展開となった今年のUSオープン。中でも、大きな話題を集めたエアーをメイクしたのがセス・モニーツ。

そのエアーとはラウンド5でセスが見せたインバート(上下反転)で、もう少し横回転が加わればマックツイストだったのではないでしょうか。

スコアは、5人中2人のジャッジがパーフェクト10、9.80が2人、9.50が1人となって9.87。コメンテーターもパーフェクト10だと言うほどのライディングだったので意外な判定でした。

多くのCTサーファーが出場するので、ワールドツアーイベントと遜色ないとも言えるUSオープン。なのですが、CTサーファーにとっては怪我のリスクもあります。

今回もスモールコンディションではあったものの、現CTランク4位のイタロ・フェレイラが靭帯を伸ばしてしまい棄権となることに。

医師の診断によると深刻な怪我ではないという事ですが、今週からスタートとなるチョープー(タヒチ)イベントに出場できるのか気掛かりです。

最後は昨年に続いて2年連続で優勝を果たした、会場のハンティントンビーチをホームとする五十嵐カノア。

ローカルサーファーによるUSオープン2年連続優勝と言えば、2009年と2010年に優勝したシンポこと、ブレット・シンプソンの快挙が記憶に新しく、カノアもとてつもない偉業を達成となりました。

グリフィン・コラピントと対戦したファイナルでは、ヒート後半はリードの奪い合いとタフな展開となったものの、ヒート残り時間2分で掴んだ波で大逆転という劇的な勝利を飾る事に。

ちなみに、ファイナルで逆転を決めた波にテイクオフした瞬間から、すでに逆転に必要なスコアを出せたと分かっていたそうです。

最新QSランキング

QSランキングの最新トップ10は以下の通り。


全ランキングはこちら

メンズで最もグレードのQS10,000イベントは残り4つあるので、まだまだランキングは大きく変動するはずです。

ですが、17,000ポイントを超えている現トップ3はすでにQSからCTへのクオリファイを決めたと言っても良いのではないでしょうか。

2016年のクオリファイのボーダーラインは18,000ポイント台、2017年のボーダーラインは16,000ポイント台であり、トップ3のサーファーがバックアップポイントを更新する可能性は極めて高いので。

まとめ

次なるメンズQS10,000イベントは、ポルトガルのエリセイラで開催となるビラボンプロ。

ウェイティングピリオドは9月24~30日の設定となっています。

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公式サイト「Vans US Open of Surfing - Men's QS