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Photo: WSL / KELLY CESTARI

現地時間9月8日(カリフォルニア)、ケリー・スレーターによるウェイブプール「サーフ・ランチ」を会場としたCT第8戦「サーフ・ランチ・プロ(Surf Ranch Pro)」が開催。

三日目となる本日はQR(クオリファイングラウンド)が終了し、明日のファイナル進出となるメンズのトップ8とウイメンズのトップ4が決定しました。

今回の記事は、サーフランチプロのイベントレポートや動画などといったニュースをお届けします。


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サーフランチプロ

明日のファイナル進出に向けてラストランが行われた本日のサーフランチプロ。本日の結果次第でメンズではトップ8、ウイメンズではトップ4入りへとスコアを塗り替えることが可能なので、予想通りに熱い展開となりました。

メンズでは昨日は調子の出なかった現CTランク3位のジュリアン・ウィルソンが、本日のラストランでライトとレフトの二本共にスコアを塗り替えることに。

最終的に8ポイント台を二本揃え、QRでランキング2位へと逆転のジャンプアップを果たしました。

ジュリアン以外でラストランで大逆転を決め、トップ8入りしたのはリプレイスメント出場のミゲル・プポ。

プレッシャーの掛かる中での大逆転劇であり、これこそ今フォーマット最大の面白さであり、エキサイティングな展開でした。

その他には、昨日の時点でトップ8圏外となる9位へと転落していたケリー・スレーターが、本日はレフトのスコアを更新してファイナル進出を確定。

ガブリエルやフィリペは昨日以上のハイパフォーマンスを狙ってワイプアウトしたりと、無難なサーフィンが許されないウェイブプールの良さが際立つ展開となりました。

さて、これまでのスコアを見ていると、メンズの場合はパント(エアリアルやブローテールなどアボブザリップ系の総称)を2発入れる、または相当高さとスピードのあるビッグマニューバを入れない限り、9ポイント台は出ません。

となると、確実に最終日の明日は凄まじい展開になることでしょう。

日本勢をチェックすると五十嵐カノアはQRランク3位、大原洋人はQRランク30位となり、カノアはファイナル進出を決めています。

Photo: WSL

ウイメンズサイドについては、本日のQRラストランはQRランキング下位からのライディングとなり、昨日のトップ4のトータルスコアを5位以下が誰も抜けなかったとあり、トップ4はライディング前からファイナル進出が決定。

そのためか、エアリアルにトライするサーファーが出たりと(誰もメイクできず)テストラン的な感じとなり、トップ4は誰一人として昨日のスコアを更新しませんでした。

ですが、ファイナルに向けてトップサーファーの中にはQRでは敢えて出さなかったマニューバを隠し持っているサーファーもいて、そんなサーファーの一人がキャロリン・マークス。

「このイベントでは優勝できるって感じてるの。まだまだ隠し持ってるものが一杯あるから、とてもエキサイティングになると思うわ」と、不敵なコメントを残しています。

キャロリンの戦略はもちろんメンズサーファーにも当てはまり、最終日の明日は男女共によりリスキーなライディングを狙ってくるはずなので楽しみですね。

最後に、とても楽しみにしていたエアショーのエクスプレッションセッションはライブ中継無しでした…。イベント後に動画のみ公開される可能性はあるので、公開され次第、当ブログでお届けします。

本日の結果

メンズ

ウイメンズ

ハイライト動画

まとめ

日本とカリフォルニア(サマータイム中)の時差は、現在日本が16時間進んでいます。

明日のコンテスト開催時刻は現地時間の9月9日午前9時で、日本時間では9月10日午前1時となります。

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メンズ「Surf Ranch Pro

ウイメンズ「Surf Ranch Pro

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