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Photo: WSL

現地時間2018年11月26日(ハワイ)、マウイ島ホノルアベイを会場とするウイメンズCTイベント最終戦「ビーチウェーバー・マウイ・プロ(Beachwaver Maui Pro)」がスタート。

イベント初日にして本日はラウンド1~3まで一気に終了することになりました。

今回の記事は、マウイプロのイベントレポート、動画、今後の波予報などをお届けします。


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マウイプロのイベントレポート

ダブル~トリプルオーバーヘッド近いビッグコンディションで幕開けとなったウイメンズワールドツアーの最終戦であるマウイプロ。

プロサーファーにとって、いわゆるパーフェクトションと呼ばれるほどのコンディション。そんな本日の見所となったのは、最終戦ということでタイトルレースですね。

タイトルレースを争っているのはステファニー・ギルモアとレイキー・ピーターソン。ポイント的にはステフが圧倒的に有利でした。

ラウンド1では、一先ず先にヒート3に出場したステフがカーヴィングにバレルと他の追随を許さないサーフィンで圧巻の1位通過を決め、ラウンド3進出を決定。

続くヒートに出場したレイキーもまた、ステフに負けず劣らずのパワフルなカーヴィングが得意で、ホームにはホノルアベイと同じくライトのポイントブレイクであるリンコンがあるので得意な会場のはず。

なのですが、全く良い所を出すことができずに3位となり、ラウンド2行きとなることに。

レイキーはラウンド2行きとなったものの、過去のマウイプロでは1コケとなる13位で終わったことが一度もないので、まさかラウンド2で負けるとは誰も思っていなかったのですが…。

その「まさか」が発生。対戦相手は、元CTサーファーであるアラナ・ブランチャードでした。正直言って、アラナのサーフィンが抜群だったわけでもなければ、レイキーがいつも通りのサーフィンさえ出来れば圧勝だったでしょう。

しかし、そのいつも通りができなかったのはプレッシャーではないでしょうか。レイキーにとっては初のタイトルレースだったので、もしかしたらワールドチャンピオンになれるかもという並大抵ではないプレッシャーに押し潰されたのかもしれません。

レイキーのラウンド2敗退と言う結果により、この時点でステフの7度目のワールドタイトルが確定。あまりにも早い展開でした。

当のステフはラウンド1を勝ち上がってから滞在先に戻ってリラックスし、ラウンド3に備えて戻ってきたところでの出来事だったようで、本人も驚きだった様子です。

予想外であったため何も準備をしてなく、ライブ中継ではインタビューに備えて再びコンテストジャージに着替えたりしていたほどでしたし。

何はともあれ、これでウイメンズの最多ワールドタイトル数に並んだステフ。次に期待されることは、ケリー・スレーターの11回まで記録を伸ばすかどうかですね。

コンテスト自体はビッグサイズとあり経験豊富なベテランが強く、スーパールーキーのキャロリン・マークスさえラウンド2敗退と言う結果となることに。

イベント初日におけるシングルハイエストスコアは、ラウンド1でディープバレルをメイクしたサリー・フィッツギボンズによる9.63。

トータルハイエストスコア17.60もまたサリーによるもので、ラウンド3でのスコアでした。クラウドブレイクなど、サリーはヘビーウォーターに強いですね。

サリー・フィッツギボンズの9.63

サリー・フィッツギボンズのラウンド3

すでにタイトルレースは決着が付いたので、あとは素晴らしいコンディションのホノルアベイでどのようなサーフィンが繰り広げられるのかを楽しむのみ。

本日同様、明日もマウイプロとジョーズチャレンジが開催されると思われるので、観戦しているファンも大変ですね(笑)。

ヒート結果

今後のヒート表

ハイライト動画

ホノルアベイの波予報

ジョーズチャレンジが開催となるほどのビッグスウェルがヒットした本日のマウイ島。明日は少しサイズダウンとなるものの、スウェルは続く予報です。

本日ラウンド3まで終わらせたことを考えると、明日はイベント最終日にするのではないでしょうか。

明日のホノルアベイのサイズは、最大セットがフェイスで10フィートの見込みとなっています。

まとめ

日本とハワイとの時差は19時間で、日本の方が19時間進んでいます。

現地時間の11月27日午前7時15分のファーストコールは、日本時間では11月28日午前2時15分となります。

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公式サイト「Beachwaver Maui Pro

マウイプロの過去記事