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Photo: WSL / ED SLOANE

現地時間2018年11月27日(ハワイ)、マウイ島ホノルアベイを会場とするウイメンズCTイベント最終戦「ビーチウェーバー・マウイ・プロ(Beachwaver Maui Pro)」が終了。

波のコンディションに合わせ2日間で終わらせた今季ウイメンズワールドツアー最終戦は、カリッサ・ムーアの優勝で幕を閉じました。

今回の記事は、マウイプロのイベントレポート、動画、今季ウイメンズCTランキングなどをお届けします。


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マウイプロのイベントレポート

クオーターファイナルからスタートした本日のマウイプロ最終日。昨日までの様子を見ている限り、アンストッパブルであったのは間違いなくサリー・フィッツギボンズ。

しかし、絶好調だったサリーは残念ながら肩をひねって痛めてしまうことに。そんな状況にもかかわらず戦い続けることを選択。

かつてはフィジーイベントで鼓膜を破りながらも棄権せず、最終的に優勝まで果たしたサリーだったので、サリーらしいと言えますね。

でしたが、結果としてはクオーターファイナルで一本しか波に乗れなかったサリーはマリア・マニュエルを相手に敗退。

その他のクオーターファイナルのヒートを見ると、ステファニー・ギルモア、コートニー・コンローグ、カリッサ・ムーアと確実に実力の高いサーファーがしっかりと勝ち上がりました。

サリーが敗退した時点で、ファイナルはステフとカリッサのワールドチャンピオン対決になると個人的には予想していたものの、セミファイナルでステフと対戦したマリアが0.14ポイントという僅差での大金星を挙げることに。

カリッサvsコートニーとなったもう一方のセミファイナルでは、ここに来てようやくエンジンが掛かってきたいった感じのカリッサが9.50をマークし、コートニーに勝利。

そして迎えたハワイアン同士によるカリッサとマリアのファイナル。スロースタートとなったファイナルは、リスタート(ヒート開始から10分間乗れる波が入らず、再スタートになること)となったりするほどのコンディションでした。

でしたが、セミファイナルからリズムに乗ったカリッサはバレルで8.67、マニューバのみでパーフェクト10をスコアしたりと理想的なヒート展開で今季2勝目となる優勝を飾りました。

今シーズン最後のイベントで、これ以上ないコンディションでのイベント開催になったわ。今年はタイトルレースに絡んでなくて悔しさもあったけど、その代わりにプレッシャー無しでヒートに集中できたことは良かった。

家族もみんな応援に来てくれていたからスペシャルだったし、これまでのコンテスト生活において最高の一日になったわ。

ヒート結果

ハイライト動画

今季ウイメンズCTランク

最終戦となった今イベントをもち、決定となった今年2018年シーズンのウイメンズCTの最終結果。

結果的にはステファニー・ギルモアの独壇場となるほど圧倒的なポイント差を付けてのワールドタイトル獲得でした。

まとめ

ウイメンズの次なるCTイベントは、2019年シーズンのワールドツアー初戦となるゴールドコースト(オーストラリア)のスナッパーロックスが舞台となるロキシープロ。

ロキシープロ@ゴールドコーストのウェイティングピリオドは、例年よりも少し遅めとなる4月3~13日の設定となっています。

2019年CTランクから2020年東京五輪への出場者も決まるので、来年はCTサーファーにとってオリンピック出場権をかけた重要なシーズンとなりますね。

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公式サイト「Beachwaver Maui Pro

マウイプロの過去記事