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Photo: WSL / KELLY CESTARI

つい先日、マウイ島ホノルアベイにてウイメンズCT(チャンピオンシップツアー)最終イベントのマウイプロが終了。

そして11月半ばにはウイメンズQS(クオリファイングシリーズ)イベントが終了し、来季2019年のCTサーファーのメンバーがほぼ確定しました。

今回の記事は、来年のワールドツアーに参戦予定となっているウイメンズサーファーを紹介します。


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CTサーファーの構成

ウイメンズCTサーファーの構成は、前年のCTランクトップ10とQSランクトップ6、そしてWSL(ワールドサーフリーグ)によるワイルドカード1名となります。

ワイルドカードは「インジュリーワイルドカード」と呼ばれる事が多い通り、CTサーファーでありながら怪我などによりCTイベント欠場を余儀なくされ、トップ10入りを逃したサーファーに与えられる場合が大半。

ここからは、今年のCTランクとQSランクをチェックしていきます。

2018年CTランク

2018年はワールドチャンピオンがステファニー・ギルモア、ルーキーオブザイヤーがキャロリン・マークスに決定しました。

1. ステファニー・ギルモア(オーストラリア)
2. レイキー・ピーターソン(アメリカ)
3. カリッサ・ムーア(ハワイ)
4. タティアナ・ウェストン・ウェブ(ブラジル)
5. ジョアン・デフェイ(フランス)
6. サリー・フィッツギボンズ(オーストラリア)
7. キャロリン・マークス(アメリカ)
8. コートニー・コンローグ(アメリカ)
9. マリア・マニュエル(ハワイ)
10. ニッキ・ヴァン・ダイク(オーストラリア)

2018年QSランク

QSランクはトップ6までがCT入りの資格を得ることになりますが、CTでトップ10入りしたサーファーがQSでもトップ6に入ればダブルクオリファイとなり、QSランク7位以下のサーファーが繰り上げとなります。

今年2018年を例に挙げると、キャロリン・マークスとニッキ・ヴァン・ダイクが該当。すると、8位までクオリファイとなりますが、8位のマリア・マニュエルもダブルクオリファイとなるので実質はQSランク9位までとなります。

1. キャロリン・マークス(アメリカ)
2. ニッキ・ヴァン・ダイク(オーストラリア)
3. ココ・ホー(ハワイ)
4. ペイジ・ハレブ(ニュージーランド)
5. ブロンテ・マコーレー(オーストラリア)
6. メイシー・キャラハン(オーストラリア)
7. ブリッサ・ヘネシー(ハワイ)
8. マリア・マニュエル(ハワイ)
9. シルヴァナ・リマ(ブラジル)

WSLワイルドカード

WSLから与えられるワイルドカード枠についてはまだ発表されていないものの、Jベイ(南アフリカ)イベントからワールドツアー離脱となっているタイラー・ライトになることでしょう。

タイラー本人もワイルドカードでのCT残留を望んでいると答えていましたし、2×ワールドチャンピオンという功績を考えれば最も適任ですしね。

国別CTサーファー数

2019年の最終CTランキングのトップ8は、2020年東京五輪出場資格を得ることになる重要な年。

ただし、同じ国からオリンピック出場資格を得られるのは2名までで、CTランクトップ8に同じ国のサーファーが3名以上いる場合はランキング上位の2名以外は出場資格を得られません。

その場合、トップ8の8名という数を埋めるために、CTランク9位以下のサーファーが繰り上げとなるので、どの国の代表であるのかは非常に重要なポイント。

オリンピックではWSLイベントと違い、「アメリカ」と「ハワイ」は分けられていないので、ハワイはアメリカに統一して計算した数字は以下の通り。

1. オーストラリア:6名
1. アメリカ:6名
3. ブラジル:2名
4. フランス:1名
4. ニュージーランド:1名
4. コスタリカ:1名

オーストラリアとアメリカのサーファー数が圧倒的に多く、合計で12名いるのにオリンピック出場資格を得られるのはわずか4名。

ということで、オーストラリアとアメリカ以外のサーファーの中で、オリンピック出場資格を獲得できないのはたった一名となります。

まとめ

タイラー・ライトのワイルドカードはまだ確定ではないのですが、ほぼほぼ確定と言って間違いないと思います。

東京五輪との絡みもあり、例年以上に重要な年となることは確実なので、来年はどのようなドラマが繰り広げられるのか楽しみにしたいところです。

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公式サイト「WSL