オーウェン・ライト サウスコースト オーストラリア

今シーズンは、フィジーでのツアーイベントではファイナルでパーフェクトスコアを記録したりと好調で、最終戦を前にして現WCTランク5位に付けているオーウェン・ライト「Owen Wright」(25歳)。

今回の動画は、そんなオーウェンが生まれ育ったオーストラリアNSW(ニューサウスウェールズ)州サウスコーストでのフリーサーフ映像をお届けします。ちなみに、現在のオーウェンが暮らすのはNSW州北部のレノックスヘッド。


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今シーズンのタイトルレースのシナリオを見て頂ければ分かる通り、調子は良かったものの、ワールドチャンピオンになるには厳しいオーウェン。数字上は、チャンスがないわけではないのですが。

2015年度メンズWCTにおけるタイトルレースのシナリオ

そんなオーウェンの動画ですが、注目すべき点は、冒頭で見せるバックサイドバレル(チューブ)のテイクオフ。テイクオフシーンがスローモーションとなっているので、非常に分かりやすいです。

一般サーファーに限らず、ホレる波に乗ろうとパドルしていると、気付いたら波のトップに位置し、そのままリップと一緒に降ってしまう経験ってありますよね。

その理由としては、ホレるような波は、一度波が切り立ち始めるとブレイクするまでのスピードが早いので、波に持ち上げられてしまうため。しかし、オーウェンはしっかりと波の中腹でテイクオフをメイク。

波に持ち上げられない対策として、最も頭に浮かぶのはパドルスピードではないでしょうか。ただ、トッププロを見ていると、ある程度のサイズであれば、全力でパドルせずともテイクオフからバレルに入るサーファーもいます。

では、違いは!?それは、波に持ち上げられ始めた時のボード上での体重移動ではないでしょうか。テール寄りに体重が乗り過ぎるとリップと一緒に降ってしまい、ノーズ寄りに体重を乗せ過ぎるとノーズが波のフェイスに刺さります。

そのため、程良いポジションへと体重移動させなければ、見事なメイクには至りません。今回の動画を見ると、テイクオフ時のオーウェンのボードの角度が、波の斜面に極めて近い角度になっていることが分かりますね。

経験が必要となるので、簡単には実行できるわけではないですが、テイクオフする時はパドルだけでなく、ボード上での体重移動も意識してみてはいかがでしょうか。

厚めの波でのテイクオフでは、できるだけノーズ寄りに体重を乗せようとアゴを乗せたりするプロもいます。つまり、体重移動というテクニックは、あらゆるコンディションに使えますので。

オーウェンの過去記事は、下記リンク先から参照して見て下さい。

シーズン入りしたばかりの2015年5月初旬のチョープーサーフ:オーウェン・ライト

Jベイ(南アフリカ)の予行練習としてベルズでフリーサーフ:オーウェン・ライト

フィジー・プロ優勝のオーウェンが使用したボードサイズ&フィンのセットアップ

ライト&レフトありの南アフリカサーフ:オーウェン・ライト

JSサーフボードのチームライダーとなったオーウェン・ライト

2013年度WCTメンズワイルドカード:オーウェン・ライト

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