南アフリカ出身のジョーディ・スミス(25歳)。デーン・レイノルズと共に、大型新人としてWQSでは1位の成績を収め、2008年にワールドツアー入りしました。ツアー入り直後は、多大な期待を寄せられていたものの、思うようにリズムに乗ることができず、2008年のツアーランキングは26位に終わる。しかし、ツアー生活に慣れて実力を発揮するようになり、2009年は11位、2010年は2位とトップサーファーの一角を担うようになりました。

父親がシェイパーであるため、ジョーディはサーフィンに専念できる豊かな環境で育ったと思う方もいるかもしれませんが、現実は異なります。南アフリカの治安の悪さは有名で、狙われるのは観光客だけではありません。

ジョーディ自身も若い頃、拳銃を付けつけられたり、ナイフで刺されてポケットに入ったお金を盗まれたりした経験があるといいます。ただ、よく言えば、すさんだ環境だからこそ這い上がりたいというハングリー精神が生まれるのかもしれませんね。

身長190センチほどとツアーサーファーの中でもトップクラスの恵まれた体格により、見映えの良いパワフルなターンがジョーディらしいスタイルですね。大柄ではありますがエアーも得意で、メンタワイ諸島のマカロニでメイクしたロデオフリップの映像は、各メディアがこぞって取り扱い話題になりました。最近のツアーサーファーの平均年齢は41歳のケリーを筆頭に上がり、まだまだ25歳のジョーディには伸びしろがありますので、今後が期待のサーファーです。


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