アメリカ東海岸にあたるバージニア州のバージニアビーチで開催されていたQS3,000イベント「バンズ・プロ(Vans Pro)」。現地時間8月23日に終了した同イベントで、日本が誇る五十嵐カノア(17歳)が今シーズンのQSイベントで初優勝を飾りました。

この優勝により、WQSで3,000ポイントを獲得し、何とWQSランク3位へとジャンプアップ。ワールドツアー(WCT)の二次リーグと呼ばれるWQSでは、年間ランクでトップ10までがワールドツアー入りの資格を得るため、ツアー入りが現実味を帯びてきたと言えますね。

そこで今回の記事は、過去のデータと照らし合わせ、現時点のカノアのポイントで、ワールドツアー入りは可能であるのか考察した内容をお届けします。


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ま/ずは、現時点(2015/8/24)におけるランキングのトップ10をチェックしてみます。
2015 Men's QS Rank until Aug24

そうそうたる面子の中で、3位に名前を連ねているのは凄いことです。ただ、WQSランクは参加したWQSイベントの中で、トップ5となるポイントの合計で競います。その点を考えてチェックすると、フィリペ・トレドは2戦のみ、ジェレミー・フローレスは3戦のみの結果で、上位に名前を連ねています。

つまり、ハイグレードのWQSイベントで優勝または準優勝といった結果を残すと、獲得ポイントが大きいため、それだけでランキングを上げることができるのです。フィリペは最もグレードの高いQS10,000で優勝(10,000ポイント)と三位(6,500ポイント)、ジェレミーはQS10,000で二位(8,000ポイント)を二回が大きいですね。WQSイベントのグレードについては、下記リンク先から参照して下さい。

WSLの2015年度WCTスケジュール&WQSの名称変更

続いては、昨年2014年にWQSからWCT入りを果たしたサーファーのボーダーラインをチェック。基本的に、WQSからはトップ10がWCT入りの資格を得ることになります。しかし、WQSトップ10の中にWCTサーファーが存在して、なおかつ該当のWCTサーファーがワールドツアーでトップ22に入り、来シーズンのワールドツアー残留を決めると、二重でWCTの席を確保するため、WQSランク11位以下のサーファーが繰り上げとなります。

昨年の場合だと、WQSとWCTの両方でツアー入りの資格を得たWCTサーファーが6名いたので、WQSランク16位までがツアー入りとなりました。そして、16位となったリカルド・クリスティの昨シーズンのWQSポイントは11,565。ただ、昨年と今年はポイントが大きく変わったので、昨年のポイントでは、今年のボーダーラインは測れません。

そこで、昨年最もグレードが高かったプライムイベントのポイントで考えると、プライムでの優勝が6,500、準優勝が5,200で合計が11,700。今年のハイエストグレードはQS10,000イベントで、優勝が10,000、準優勝が8,000で合計は18,000。

となると、個人的な考えではあるのですが、18,000ポイントくらいがワールドツアー入りのボーダーラインとなりそうな気がします。そのため、現時点で16,540ポイントのカノアは、まだ安心できるほどのポイントではないと思います。

ただし、今シーズンのQS10,000イベントは、5つも残っています。いずれかのイベントで、5位(5,200ポイント)くらいの結果を残せば、ツアー入りが確定に近いポイントになると思います。

カリフォルニア育ちでありながら、日本人を両親に持つカノア。日本人サーファーとしては、是非ともツアー入りを果たしてもらいたいですね。それにしても、17歳にして世界トップの舞台でこの活躍は本当にとんでもない快挙です。

カノアの過去記事は、下記リンク先から参照して下さい。

注目ヤングガン:五十嵐カノア

What Youthがピックアップした18歳以下の注目サーファー:五十嵐カノア

世界に羽ばたく五十嵐カノア&レオナルド・フィオラヴァンティのクイックシルバーコンビ

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