Photo: WSL

現地時間2019年4月3日(オーストラリア)、ゴールドコーストのスナッパーロックスをメイン会場とするCT初戦「Quiksilver Pro Gold Coast(クイックシルバー・プロ・ゴールドコースト)」と「Boost Mobile Pro Gold Coast(ブースト・モバイル・プロ・ゴールドコースト)」が開幕。

ウェイティングピリオド初日の本日、開催となったのはメンズのラウンド1、そして同時開催のエアショー「Red Bull Airborne Gold Coast(レッドブル・エアボーン・ゴールドコースト)」の3ヒートのみとなりました。

今回の記事は、クイックプロ@ゴールドコーストとレッドブルエアボーンのイベントレポート、動画、今後の波予報などといったニュースをお届けします。


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すでにお伝えしていた通り、サイクロン「Oma」スウェルですっかりと地形が崩れたスナッパーロックスに代わり、Dバー(デュランバー)で開催となった本日。

WSL(ワールドサーフリーグ)としては今後スナッパーロックスの地形が良くなればスナッパー開催を狙っていますが、現時点においてイベント期間中にビッグスウェルは入らない予報。

スナッパーの地形が復活するには、南に位置するツイード川から人工的に流した砂が、ビッグスウェルによって北へと流されて地形が決まることになるので、今回のスナッパー開催は難しいかもしれません。

Quiksilver Pro Gold Coast(クイックシルバー・プロ・ゴールドコースト)

イベントレポート

あまりコンディションが良くはなかったものの開催に踏み切ったウェイティングピリオド初日の本日。

ワールドツアーファンの方なら分かっていると思いますが、前述した通り期間中にビッグスウェルが入らない見込みとなっているためです。

イベント情報記事では未定となっていたワイルドカード2枠に目を向けると、トライアルを勝ち上がったリーフ・ヒーズルウッド、クイックシルバーのスポンサー枠は2018年ワールドジュニアチャンプのマテウス・ハーディとなりました。

さて、今季からフォーマットが変更となったため、3人ヒートのラウンド1では最下位以外の上位2名がラウンド2をスキップして、ラウンド3へと進出。

via WSL's facebook

最も注目度の高かった11×ワールドチャンピオンのケリー・スレーターは、イタロ・フェレイラとヤゴ・ドラを相手に3位となり、ラウンド2行きとなることに。

マニューバのバリエーションを求められるスナッパーと違い、ショートライドがメインのDバーではエアリアルが重要だと感じさせられるヒートでした。

今イベントからツアー復帰したジョンジョン・フローレンスは、ツアールーキーのマイキー・ライトとピーター・クリサントを相手にし、マイキーの1位通過に次ぐ2位を確保してラウンド3進出を決めています。

本日のシングルハイエストスコアであり、唯一のエクセレントレンジ(8~10ポイント)となる8.17をマークしたのは、2018年ワールドチャンピオンのガブリエル・メディナ。

やはりエアリアルを絡めたコンビネーションが、Dバーではジャッジ受けが良いといった感じですね。

ラウンド1の本日はイベント敗者が出ないので、本番はこれからといった所。新フォーマットのラウンド2は3人ヒートとなり、最下位の3位となったサーファーのみがイベント敗者となります。

ヒート結果

今後のヒート表

Red Bull Airborne Gold Coast(レッドブル・エアボーン・ゴールドコースト)

今季からツアーイベントとして開催することになったエアショーのレッドブルエアボーン。

今回のゴールドコーストに続き、クラマス(バリ島)、ホセゴー(フランス)でも開催予定となっています。

出場サーファーは18名で、各サーファーがクオリファイングラウンドと呼ばれるいわゆるラウンド1に2ヒート出場し、トップ2スコアのトータルで上位6名がファイナル進出となります。

ただし、トップ2スコアの内、最もスコアの高いシングルハイエストスコアはBWT(ビッグウェイブツアー)と同じく2倍となるので、トータルスコアのマックスは30ポイント。

本日は3ヒート開催されたので、出場サーファー全員が1ヒート出場したものの、全出場サーファーにもう1ヒート残っているので、こちらもクイックプロ同様にこれからといった所。

現時点におけるファイナル進出要件となるトータルスコアのトップ6は以下となります。

1. イタロ・フェレイラ:20.51
2. チッパ・ウィルソン:12.17
3. カラニ・デイヴィッド:10.61
4. マテウス・ハーディ:10.20
5. コビー・パーコヴィッチ:9.11
6. ヤゴ・ドラ:9.07

ちなみに、公式サイトを見て頂くとスコアレスのサーファーが結構いますが、エアショーということでエアリアルをメイクしないと採点されないためです。

ヒート表

ハイライト動画

波予報

公式波予報サイトであるサーフラインの予報では、本日午後のサイズが週明けまで続く見込みとなっています。

サーフライン以外の波予報サイトをチェックしても似たような見込みで、来週月曜日以降は少しサイズダウンといった感じです。

もしかしたら、日曜日まで連日開催となってイベントを終わらせる可能性が高いのかなと予想しているので、明日も開催になるでしょう。

まとめ

日本とオーストラリアQLD(クイーンズランド)州の時差は1時間で、日本が1時間遅いです。

明日のファーストコールとなる4月4日午前6時半は、日本時間だと同日の午前5時半となります。

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公式サイト「Quiksilver Pro Gold Coast

公式サイト「Boost Mobile Pro Gold Coast

公式サイト「Red Bull Airborne Gold Coast

2019年CT初戦の過去記事

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