12月8日からウェイティングピリオドがスタートする最終戦「ビラボン・パイプ・マスターズ」にて、ついにワールドチャンピオンが決定するメンズワールドツアー。

最終戦直前の第十戦リップカール・プロ・ポルトガルで、ランキングトップのガブリエル・メディナが優勝すれば、史上初のブラジリアンチャンピオンが確定したのですが、ガブリエルは2コケの13位となり、ガブリエルを追うサーファーにとって、チャンスが広がりました。

しかし、第十戦でランキング2位であったケリーは、ガブリエルと同じ2コケで13位。ワールドタイトルのチャンスはガブリエルにとって、さらに有利になったと思いきや、大きく差を付けられていたミック・ファニングが、なんと第十戦で優勝を果たし、ランキング2位へとジャンプアップすることに。

それでは、ここから最終戦の結果に応じたタイトルレースのシナリオをお伝えします。ワールドツアーのポイント算定のルールなども記した第十戦を前にした時のシナリオも併せて見て頂くと、面白いかと思いますので、下記にてリンク先を貼っておきます。

2014年度ASPメンズワールドツアー:タイトルレースのシナリオ1

2014 asp wct rank before final stop

 
現在、最終戦の結果次第でワールドチャンプになれる可能性を秘めているのは、ガブリエル・メディナ、ミック・ファニング、ケリー・スレーターの3名のみ。

まずは、上位二名のガブリエルとミックのシナリオから。

ガブリエルが優勝か2位となれば、他のサーファーの結果を問わずワールドチャンピオン確定。

ガブリエルが3位または5位の場合、ミックがワールドタイトルを獲得するには優勝のみ。

ガブリエルが9位の場合、ミックがワールドタイトルを獲得するには2位以上の結果が必要。

ガブリエルが13位以下の場合、ミックがワールドタイトルを獲得するには3位以上の結果が必要。ミックが5位の場合は、ガブリエルと同点となり、ASPのルールとして、二人で直接対決となる再ヒート「surf-off」で決着が付けられます。

3位のケリーのシナリオは以下の通り。

ケリーのタイトル獲得は優勝しかなく、ガブリエルが13位以下、ミックが3位以下という条件付きとなります。

相変わらず、ガブリエルが有利な状況には変わりありません。しかし、最終戦のパイプ・マスターズでは、パイプラインを得意とするローカルが続々とトライアルに登場し、トライアルを勝ち上がってきたワイルドカードと、ランキング上位はファーストラウンドで対戦となります。

トライアル出場する例年の顔ぶれを見ると、ジェイミー・オブライエン、ブルース・アイアンズ、シェーン・ドリアンといずれもパーフェクト10を出せる実力者揃い。ことパイプラインに関しては、ワールドツアーサーファーよりも上手いサーファーがゴロゴロしているので、波乱が起こるとしても何ら不思議ではありません。それだけに、エキサイティングな展開になることは間違いないでしょう。

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