サーファーが海外トリップする際に必ず乗ることになる飛行機。ですが、後を絶たないのがサーフボードトラブル。
受託手荷物となるサーフボードは超過手荷物料金が適用になることが多いだけでなく、超過手荷物料金を払っているのに、目的地に到着するとサーフボードが破損しているケースもあります。
今回の記事は、世界を飛び回るフリーサーファーのアレックス・グレイが、SNSを通じて発信した自身のサーフボード破損事故の内容をお届けします。
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以前にはジョンジョン・フローレンスも同様の件で話題となった飛行機移動におけるサーフボードトラブル。
4月7日、アメリカン航空のホノルル発ロサンゼルス行のフライトに乗ったアレックス。ロスでボードバッグを目にすると、上部と下部に大きな穴が開いていて、下部の穴からボードの折れたテール部分がバッグに突き刺さる格好になっていたと言います。
そこでアメリカン航空のカウンターに行き、ボードバッグから各ボードを取り出す様子を撮影したのが、上記SNS投稿で公開されている動画。
各ボードをチェックした結果、5本あったサーフボードの中で破損していたのは4本。その内の一本は、完全に折れていたのです。ちなみに、150ドルほどの超過手荷物料金を払っているものの、バッグに付けられた航空会社のタグには「破損があっても免責」との記載が(大半の航空会社で共通の文面)。
ここでアレックスは、原因について考えたと言います。真っ先に浮かんだ理由は、何らかの乗り物でバッグを轢いたのではないか!?全ての破損個所が同じ場所だったためです。
しかし、一本だけはボードの真ん中辺りから真っ二つに折れ、残りのボードの破損部分はノーズとテール。ということは、誰かがバッグからボードを取り出して折り、バッグに戻したのではないか!?
バッグの中でそれぞれのボードをストラップで固定していたアレックス。ですが、ストラップが外れていたので、誰かにバッグを漁られたとの推測をしています。
今回の件を受けて、アレックスが求めていることは、機内へとバッグを出し入れした際のセキュリティカメラの映像検証。破損のレベルが異常ですし、検証と言う前例が出来れば、各航空会社によるサーフボードの扱い向上に繋がる可能性がありますからね。
ちなみに、アメリカン航空スタッフの対応としては、損害額を請求すれば、出来る限りの補償はするつもりとのことです。「何があっても免責」の文面を考えると、あまり補償は期待できないと思いますが…。