ASP(Association of Surfing Professionals)からWSL(World Surf League)へと名称変更し、スタートした2015年シーズン。そこで、今回はメンズとウイメンズのWCT(World Championship Tour)年間スケジュールをお知らせします。
メンズ
ウイメンズ
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大きな変化は、ウイメンズの2014年シーズンにWCTイベントだったUSオープンがなくなった点。世界最高峰のサーフスポットを貸し切ってのイベント開催であり、ドリームツアーとも呼ばれているため、小波での開催が多いUSオープンが姿を消したのは妥当と言えますね。ちなみに、2015年シーズンにおけるウイメンズUSオープン(USプロに名称変更の可能性あり)は、QS10,000となります。QS(Qualifying Series)についての説明は後ほど。
マイナーチェンジとしては、2014年と比較し、メンズとウイメンズ共に、オーストラリアのベルズビーチとマーガレットリバーのイベント、それに、ウイメンズではフランスとポルトガルのイベントの日程が前後している点くらいですね。
先ほど触れたQSですが、2014年シーズンまで使用されていたWQS(年間ランクトップ10入りすればWCT入りする資格が与えられるツアーイベント)も名称が変更。イベントのグレードに合わせ、WQSプライムイベント、WQS6スター~1スターイベントと分けられていましたが、下記のように変わりました。
・プライム → QS10,000
・6スター → QS6,000
・5スター&4スター → QS3,000
・3スター&2スター → QS1,500
・1スター → QS1,000
今回の変更で分かりやすくなったのは、イベント毎のポイント。QSの後に付いた数字が、優勝者が獲得できるポイントとなっています。ちなみに、上記のウイメンズUSオープンは、ウイメンズのQSシリーズでは唯一のQS10,000イベント。WCTからは降格となりましたが、特別な位置づけにあることは変わりませんね。ウイメンズUSオープンに次いでグレードの高いQS6,000で優勝しても、ポイント差が4,000もあるのですから。
(追記)
ウイメンズのUSオープンは、QSイベントに格下げと上述しましたが、2015年4月28日に発表されたWSLのプレスリリースによると、今年もWCTイベントとして開催されることになったとの事です。