昨年2015年末にお知らせしていた11×ワールドチャンピオンのケリー・スレーター「Kelly Slater」(43歳)による新たなサーフボードブランド「Slater Designs(スレーターデザインズ)」。
ケリー・スレーターがサーフボードブランドを始動!?「Slater Designs」とは
米国フロリダで開催されているサーフエクスポ(Surf Expo)において、満を持してファーストラインのお披露目が行われました。そこで今回の記事は、「ケリー・スレーター」ブランドのファーストラインに選ばれた3モデルのサーフボードについてお伝えします。
スポンサーリンク
栄えあるスレーターデザインズのファーストラインのモデルをシェイプしたのは、トモことダニエル・トムソンとグレッグ・ウェバー。トモが2モデル、グレッグが1モデルという内訳です。
エクスポ内でのスレーターデザインズの展示風景は以下の通り。
「Sci-Phi(サイファイ)」モデル
まずは、最前列に横置きされているボードと、縦置きされたボードの左右最前列にあるテール形状が特徴的なボードが、「ダニエル・トムソン」シェイプの「Sci-Phi(サイファイ)」モデル。
テールエリアのウイングとダブルバットテールが目を引くモデルです。同モデルは小波用ボードで、ケリー本人が乗るサイズは5’6”x 18 3/8”x 2 1/4”の25.8リッター。
ちなみに、ケリーが自身のウェイブプールで乗っていたのがこのモデルであり、写真正面に横置きされているのが実際に使用したボードだそうです。
<速報>ケリー・スレーターのウェイブプール動画公開!本人ライディング映像付き
「Omni(オムニ)」モデル
縦置きされたボードの正面から左右二列目に位置するノーズレスのような奇抜な見た目のボードは、「ダニエル・トムソン」シェイプの「Omni(オムニ)」モデル。
トモらしさ全開の同モデルは、オールラウンドな普段使いボードとの位置付けで、ケリー本人が乗るサイズは5’3”x 18 3/4”x 2 5/16”の24.8リッター。
「Banana(バナナ)」モデル
縦置きされたボードの正面から左右三列目に位置するボードは、ケリーが2015年のパイプマスターズでも使用していた「グレッグ・ウェバー」シェイプの「Banana(バナナ)」モデル。
パイプマスターズで使用していた通り、同モデルはホローなビッグサイズをターゲットにしています。ケリー本人が乗るサイズは5’10”x 18 3/8”x 2 1/4”の25.8リッター。
サーフボード技術の特徴
見た目の特徴としては、従来のストリンガーを使用していない点。ボード中央のノーズからテールにかけて伸びている黒いラインは、18ミリ幅の航空宇宙用複合材を使用しているそうです。
もう一つの特徴は、環境に優しい素材を使用している点。アパレルブランド「Outerknown(アウターノウン)」からも分かる通り、ケリーは自然環境への意識が高いです。
その信念はサーフボードでも同様であるため、非営利団体「Sustainable Surf」からエコボードと認定される水準のボードを提供していくとの事です。
スレーターデザインズのリリース時期は
ケリー自らが納得するまでテストライドを繰り返し、改良を重ねた上で誕生するスレーターデザインズのモデル。となれば、誰もが乗ってみたいと考えるのは自然な成り行きですよね。
そこで市場でのリリース時期ですが、4月頃から発売予定との情報もあれば、夏まで発売されないなどと未確定。注目度が高いだけに、発売が開始されても、すぐに品切れになりそうな気がするので、気長に待つのが良いですね。
まとめ
アウターノウン同様、素材にこだわりを持つことからお値段は高めの設定にはなりそうですが、ケリーのボードならば気になってしまいますよね。特に気になるのはトモのデザインモデル。
稀代のシェイパーとして知られるトモとケリーのコラボなのですから、サーファーなら誰もが乗りたいと思っているのではないでしょうか。早くもリリースが楽しみですね!!
参照記事:「Here’s the full debut line of Slater Designs models」
参照記事:「SECRET: SLATER DESIGNS LAUNCH PLANS!」
----------
ダニエル・トムソンの過去記事
サーフボードの進化の過程で生まれた未来型ハイパフォーマンスボード