アジアを代表する波の宝庫であるインドネシア。そんなインドネシアの国内ツアーとして、バリ島で2004年に発足したのが「ISC(インドネシアン・サーフィン・チャンピオンシップ)」。
2010年になるとISCはエリアを拡大すべく、「ASC(アジアン・サーフィン・チャンピオンシップ)」へと進化し、アジアを舞台にしたサーフコンテストツアーを開催しています。
今回の動画は、日本人女性サーファーの北沢麗奈「Rina Kitazawa」(22歳)がジャワ島パチタンで開催されたASCイベント「ハロー・パチタン(Hello Pacitan)」で優勝したので、同イベントのハイライト動画をお届けします。
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実は北沢プロ、2013年と2015年にASCの年間チャンピオンとなるほどASCではお馴染みの女性サーファー。以前には、年間チャンピオンとなったご褒美として、ジャワ島のGランドを訪れた映像を当ブログでお伝えしました。
さて、もともとはインドネシアの国内ツアーであったASCなので、イベント開催地が凄まじく豪華。今シーズンの開催地は以下の通りとなっています。
世界に誇るサーフエリアでの開催が多いASCだけに、WQSイベントよりも波が期待できる会場が多くラインナップしていますね。折角なので、WQS×ASCのコラボイベントを作ればいいのにと思ってしまいます。
今回の会場となったのはジャワ島パチタン。パチタンと言えば、当ブログでも度々紹介してるヘビーバレルが有名なワトゥカルン(Watu Karung)が有名ですが、イベント会場はパンチェルビーチ(Pancer Beach)。
同じパチタンでも全く波質は異なり、パンチェルの波はロングライド可能なスーパーファンウェイブといった感じで、一般サーファーにはこちらの方が魅力的ではないでしょうか。
波の宝庫であるインドネシアは世界最大のイスラム教徒人口を抱える国である事から女性サーファーの数は少ない上、アジア全体でも女性サーファーの数は欧米と比べて圧倒的に少ないことでしょう。
そのため、今回のイベントに出場した女性サーファーは8名という小規模。ただ、どんな形にせよ、異国で戦う日本人女性サーファーの活躍は嬉しくもあり、頑張って欲しいと思います。
ジャワ島パチタンのワトゥ・カルンに関する過去記事は、下記リンク先からチェックして下さい。
ジェイ・デイヴィスが登場するシーズン中のジャワ島(インドネシア)パチタン@2016
ビッグウェイブサーファーが狙ったジャワ島パチタンのスラブ@2015/10