サメが目撃されることの多いアメリカのフロリダ州。フロリダで撮影されたフリーサーフ映像では、ドローンによる空撮を見ると、サメの群れがラインナップの近くに映っていることも珍しくありません。
ただ、人間を襲うサメが少ないためか、サーファーは気にすることなくサーフィンを続けていますが…。
今回の記事は、週末の18日(日曜)に米国フロリダ州ボルーシャ郡ニュースマーナビーチにて、わずか3時間の内に3名のサーファーがシャークアタックの被害を受けたとのことで、内容についてお届けします。
スポンサーリンク
シャークアタックが発生したのは全てニュースマーナビーチにあるジェティの南側でのこと。同一のサメによる被害ではないと言います、事故後に2名の被害者は病院に搬送されたものの、幸いにも生命に関わるほどの怪我ではなかったそうです。
一件目の事故が発生したのは午前10時40分頃。43歳の男性サーファーが足首付近を噛まれ、深い傷を負ったそうです。
二件目の事故が発生したのは、一件目の事故からおよそ20分後のこと。両腕を負傷した36歳のチャッキー・ルシアノによる事故の状況は以下の通り。
「サメに左腕を噛まれて、サメの口から左腕を引っ張り出した後に右腕だけでパドルしながら岸へ向かっていたんだけど、その時に右腕もヤラれたんだ」
最後となる三件目の事故は、それから2時間後のこと。被害者は16歳のサーファーで、内腿を噛まれはしたものの軽傷であったため、ビーチで治療後に解放されたとのこと。
2000年以降、アメリカで最もシャークアタック発生件数が多いのが、今回シャークアタックの発生したフロリダ州ボルーシャ郡。そのため、ベテランサーファーであるダグ・ワトソンによると「サメの存在もシャークアタックも驚くほどじゃない」とのこと。
また、「この時期になるとボラが大移動するから、そのボラを狙ってサメを含む多くの魚が集まってくる。それで、サーファーの手足を魚と間違う事もあるんだ」とも言います。
日本でサメと聞くと、種類を問わず怖ろしいとのイメージが強いですよね。しかし、千葉でエイが大量発生した時、サーファーは普通に海に入っていました。
もしかしたら、サメを見慣れているフロリダ出身サーファーにとって、日本人サーファーにとってのエイ程度のような感覚なのかもしれませんね。
フロリダ出身のケリー・スレーターなんかも、ホホジロザメが出没したサーフスポットであろうとお構いなしといった感じなのは、下記過去記事から分かりますし…。
ホホジロザメがいても気にせずサーフィン@南アフリカ:ケリー・スレーター
来日で話題沸騰!シャークアタック後のJベイでフリーサーフ:ケリー・スレーター
参照記事:「3 surfers bitten by sharks within 3 hours in same area; why one surfer isn’t surprised」