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経験が物を言うビッグウェイブサーフィン。シェーン・ドリアンに然り、今年6月に開催されたプエルト・エスコンディードでのBWT(ビッグウェイブツアー)イベントで優勝した元BWTワールドチャンピオンのグラント”ツイギー”ベイカーに然り、40代が活躍できる理由は経験に他なりません。

しかし、経験は確実に浅いものの、若手ビッグウェイブサーファーとして注目を集めているのが、世界一危険だと言われたケープフィアでのイベントを制したラッセル・ビールキ「Russell Bierke」(18歳)。

今回の動画は、若きビッグウェイブサーファーであるラッセル・ビールキをピックアップした映像をお届けします。


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ラッセルがビッグウェイブサーフィンという道を進むようになったのは、父親がビッグウェイブサーファーであったため。「昔から親父に憧れていて、親父が乗るようなビッグウェイブにオレも乗りたいって思ってた」と言います。

11×ワールドチャンピオンのケリー・スレーターは、3年前にオーストラリアのサウスコースト(ラッセルのホーム)を訪れた際、当時15歳であったラッセルに出会い、次のような印象を抱いたとのこと。

「15歳のキッズが、まるで25年ほどの経験を持つサーファーみたいなライン取りを目の前で見せるんだから、驚かされたと同時にクールだって思った」。

「ケープ・フィアのイベントでは、他のサーファーが一杯一杯の状況なのに、ラッセルはかなり落ち着いているように見えた。優勝に値するサーファーの一人だと思ったよ」。

今回の動画とは別に、かつてインタビュー記事で、ラッセルにとってビッグウェイブと言えるほどの波に初トライした時の感想を読んだことがあります。

その際の記事で「オレにとってビッグウェイブだと思っていたサイズの波に巻かれた時、思ったよりも大したことなかったんだ」と明かしていました。

一般サーファーであっても、ある程度のサイズの波にチャージして苦しい巻かれ方をすると、ある種のトラウマといった感じで自分の心にリミットが掛かり、本来のライディングができなくなります。

しかし、ラッセルにとってリミットはかなり緩く、波に巻かれる恐怖心が薄いので試行錯誤の攻めるライン取りにトライでき、上達のレベルが早いのかと感じました。

今後の目標はBWTサーファーと話すラッセル。成長の速さを考えると、とてもBWTという枠に収まるようなサーファーではないでしょう。末恐ろしい存在であり、期待の逸材ですね。

https://vimeo.com/193599881

ラッセル・ビールキの過去記事は、下記リンク先からチェックして下さい。

「レッドブル・ケープ・フィア」優勝のラッセル・ビールキのインタビュー&ライディング特集

豪ビッグウェイブサーフィン界の師匠/マーク・マシューズ&弟子/ラッセル・ビールキ

豪サウスコースト&チョープーでビッグセッション@2015年:ラッセル・ビールキ

一番ヤバい波を攻めてる若手オージーサーファー:ラッセル・ビールキ

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