Photo: WSL / Heff

現地時間12月2日(ハワイ)、トリプルクラウン第2戦にしてQSイベント最終戦「Vans World Cup(バンズ・ワールド・カップ)」が終了。

ワールドカップ終了に伴い、2017年QSランクが確定し、さらにはトリプルクラウンのランキングも更新されました。

今回の記事は、最新のQSランクとトリプクラウンのランキングなどといった情報をお届けします。


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ワールドカップの結果

トリプルクラウン初戦のハワイアンプロとは打って変わり、会場であるサンセットはハワイのウインターシーズンらしいコンディションに恵まれ、開催となったワールドカップ。

ハワイアンプロとは異なり、今回のワールドカップはQSサーファーの活躍が目立つ展開となりました。

ハワイアンプロではセミファイナリストの顔ぶれはCTサーファー6名に対してQSサーファー2名でしたが、ワールドカップのセミファイナリストはCTサーファー3名にQSサーファー5名。

ファイナル進出を果たしたのは、CTサーファーからコナー・コフィンとコロヘ・アンディーノ、QSサーファーからウェイド・カーマイケルとグリフィン・コラピント。

ファイナルではCTサーファーが意地を見せる結果となり、コナーとコロヘのワンツーフィニッシュとなりました。

*ワールドカップ最終日ハイライト動画
https://youtu.be/g-i9tSJD0DI

2017年QSランキング


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QSランキングはご覧の通り、今季トリプルクラウンにおいて二戦連続でファイナリスト入りを果たしたグリフィン・コラピントが、今年のQSチャンピオンとなりました。

また、来季ツアー入りの条件であるトップ10のサーファーも決定。今年はイズキール”ジーク”ラウが自力で来季CTのリクオリファイを決めていますね。

気になるのは、QSトップ10入りを果たした五十嵐カノアとイタロ・フェレイラがダブルクオリファイを決め、QSランク11位のマイケル・ロドリゲス、QSランク13位のパトリック・グダスカスがツアー入りとなるのかどうか。

CTサーファーのツアー残留条件はトップ22で、カノアの現CTランクは20位、イタロの現CTランクは25位。

今季CTを振り返ると、複数イベントを怪我で欠場したのはケリー・スレーターとイタロだけなので、イタロにはインジュリーワイルドカードが与えられると思いますが。

ただ、興味深い点としてイタロが自力でCTトップ22入りを果たした場合、誰にワイルドカードが与えられることになるのか。

普通に考えれば、CTトップ22入りを逃したCTランク23位のサーファーでしょう。ですが、QSランクでパトリック・グダスカスに次ぐサーファー(ダブルクオリファイを除く)はQSランク16位のマイケル・フェブラリー。

南アフリカ出身のマイケルは黒人で、ツアー入りを果たしたら初の黒人CTサーファー誕生と話題になっていたので、話題性を考えればマイケルのツアー入りもあり得るためです。

あくまでも全ては仮定の話なので、まずはパイプマスターズの結果を受けてカノアとイタロがトップ22入りを決めるのか注目ですね。

トリプルクラウンの現ランキング


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19歳にしてQSチャンプとなって来季ツアー入りを決め、さらにはトリプルクラウンで二戦連続のファイナル進出を果たしたことでランキングリーダーとなったグリフィン・コラピント。

ランキングリーダーということで、ワールドツアー最終戦となるパイプマスターズにはワイルドカード出場することになるでしょう。

ただ、現時点においてパイプマスターズの欠場を発表しているCTサーファーはいないので、グリフィン以外のワイルドカードはトライアル優勝者のみとなり、今年はブルース・アイアンズのワイルドカード出場が見送られる可能性が高いと思います。

話は少し変わり、過去にトリプルクラウン制覇を果たしたサーファーの中で、アメリカ西海岸のカリフォルニア出身者は皆無。

トリプルクラウンの歴代チャンピオンはハワイとオーストラリア出身者がほとんどで、アメリカ本土出身で言えば東海岸のケリー・スレーターのみ。

しかし、今年は現ランキング1位のグリフィン、2位のコロヘ、4位のコナーと上位陣がカリフォルニア出身。

上記3名の誰かが、サーフィン史に新たな歴史を刻むことになるのかどうかも、パイプマスターズ観戦において注目のポイントではないでしょうか。

まとめ

トリプルクラウン最終戦であり、メンズのワールドツアー最終戦でもあるパイプマスターズのウェイティングピリオドは12月8~20日の設定となっています。

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