現地時間4月21日(オーストラリア/ヴィクトリア州)、2014年度ASPワールドツアー第三戦リップカール・プロ・ベルズ・ビーチのメンズのラウンド3~4が開催されました。会場のベルズ・ビーチは、公式サイトによる波のサイズは3~5フィート。昨日同様にクリーンコンディションで、ハイスコアが続出する展開となりました。

コンディション的には、オフショアの吹き付けるオープンフェイスとあり、パワーサーファーに有利な状況。そのため、ツアー初戦の優勝者であるガブリエル・メディアは、ビード・ダービッジとの対戦で劣勢と思われたものの、エアーに向かないオフショアという風向きで難易度が普段より高まったエアリバースを見事にメイクし、勝利をものにしました。

エアーで言えば、ジュリアン・ウィルソンはしっかりとターンのコンビネーションを入れた後にエアリバースで9.93をマーク。ジョンジョン・フローレンスは、ファーストマニューバで完全に360度回りきるフルローテーションのエアリバースを入れ、エンドセクションでは板を思いっきり蹴り込むレイバックをメイクして、今シーズンのワールドツアー初となるパーフェクト10を叩き出しました。レイバック後は、体が倒れこんだままスープに紛れ、ワイプアウトしたかと思われただけに、立ち上がった瞬間にはギャラリーから大歓声が起きていました。

派手なエアーに点数が付く一方、廃れたアクションもあります。それが、フローター。ジョエル・パーキンソンが、フローターを2回だけするライディングがありましたが、3点台しか付いていませんでした。先日、コメンテーターのロス・ウィリアムスが、フローターは全くリスキーじゃないから、今ではただの繋ぎのマニューバなんだと話していた通りですが、世界レベルのサーフィンは絶えず進化し、ジャッジ基準が厳しくなっているのですね。


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