幼い頃に母親をエイズで亡くし、10歳でストリートキッズとなった南アフリカ出身のシヘレ・ボゾ。同じく南アフリカ出身で、サーフスターのジョーディ・スミス。そんな二人を通して、南アフリカの現状、そしてサーフィンがキッズに与えるインパクトを追った映像が、今回の動画となります。
ジョーディが育ったダーバンという環境は、ストリートキッズが多く、暴力沙汰やドラッグは日常茶飯事。しかし、サーフィンをする事で、プロになろうという明確な目標を持ち、ストリートにたむろうような生活を送らず、目標に邁進するようになったと言います。
一方のシヘレは、両親を失ってからシンナーに手を出すようになります。そんな時、ストリートキッズに新たな可能性を示すNGO団体「Surfers Not Street Children」と出会い、人生が変わったとのこと。今ではISA公認サーフコーチとなり、収入も得られるようになったと言います。
そんなシヘレに、オーストラリアで憧れのジョーディと出会うチャンスが訪れます。サーフィンしたり、食事を取ったりと、出会うはずも無かったロールモデルと行動を共にすることに。シヘレにとって、サーフィンとは人生であり未来でもある言います。
サーフィンのおかげで、ギャングになってもおかしくはなかった人生の方向性が大きく軌道修正したのだから。ラストシーンで「桟橋からジャンプすることは、ストリートから新たな人生へと飛び出すようなもの」とのセリフが印象的ですね。
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