真のウォーターマンは、ある程度の年齢と経験を重ねた上で、周囲から認められる場合が多いです。しかし、若くしてウォーターマンとして認められる稀有な存在がいます。それが、マウイ島出身のカイ・レニー「Kai Lenny」(22歳)。
当ブログでも紹介しましたが、今年3月にニュージーランドで開催された究極のウォーターマンを決める初イベント「ザ・アルティメイト・ウォーターマン(The Ultimate Waterman)」に招待され、参加していました。
また、ショートボードでエアリバースやアーリーウープといったモダンサーフィンを網羅しつつ、SUP(スタンドアップパドル)でジョーズのビッグウェイブを攻めたりと、乗る道具に関しては一切境界線がありません。
今回の動画は、そんなカイの素顔に迫った映像となります。ちなみに、SUPではライディングで競うコンテストやレースなど、複数部門でワールドチャンピオンに輝き、実に6つのワールドタイトルを獲得しています。
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サーフィンを始める事になったのは、両親やマウイ島という環境の影響と話すカイ。ちなみに、4歳でサーフィン、6歳でウインドサーフィン、7歳でSUP、9歳でカイトサーフィンを始めています。
影響を受けたサーファーは、同じマウイ島出身でフリーサーファーのアルビー・レイヤーやマット・メオラ、そして、オアフ島出身のジョンジョン・フローレンスといった存在だそう。
SUPやジェットサーフなどでもチャージするマウイで、自信を持って臨むことができるのは、スーパーハードにこなすトレーニングによる賜物とのこと。
現在は週3回はジムでのトレーニング、SUPレース用のトレーニングも週3回こなすとのこと。ただ、時期によって頻度は異なるそう。ハワイと言えば、冬場がビッグウェイブのシーズンとなるためですね。そのため、夏はほとんどサーフィンはしないそう。
ビッグサイズとなったジョーズで一番怖いことは、そのチャンスを逃してしまうことだそうです。ワールドツアーサーファーなども言いますが、世界を転戦している時に、大好きなホームブレイクでコンディションが決まっているのに、その場にいない事が悔しいと言うのと同じですね。
5年前に思い描いていた未来予想とは、大きく異なる現状だと話すカイ。一つのカテゴリーに縛られず、若くして新しい道を切り拓いているからこそ、先駆者がいないので当然ですよね。今後の活動から、目が離せないウォーターマンです。
カイ・レニーの過去記事は、下記リンク先から参照して見て下さい。
ビッグサイズのマウイ島ジョーズでジェットサーフ:カイ・レニー
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