先週のタヒチで繰り広げられたスーパーセッション。2011年のコードレッドの時と同じくらいヤバいコンディションになったと、サーフ界では話題持ちきりでした。

しかも、先日の速報記事で同セッションの一部映像をお届けしましたが、その映像のワイプアウトシーンが、過去最悪のワイプアウトとも言われています。

モンスターウェイブとなった昨日のチョープー(タヒチ)速報映像

今回の映像は、そんなチョープーでのセッション映像となります。死者が出てもおかしくないほどのコンディションとあり、かなりの衝撃映像ではないでしょうか。


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動画自体は、前半は自力で波に乗るパドルインでのビッグウェイブセッションからスタート。衝撃なのは、2:40~あたりからのトウインサーフ(ジェットスキーに牽引してもらい波に乗るスタイル)。

注目は、4:09~からのニッコロ・ポルセラ(Niccolo Porcella)の過去最悪のワイプアウトとも言われるシーン。ちなみに、ニッコロって誰だよって声が聞こえてきそうなので少しだけ説明を。

幼少期はイタリアとマウイ島を行き来しながら育ったニッコロ。生粋のアドレナリンジャンキーというニッコロは、ビッグウェイブサーフィンだけでなく、ウイングスーツフライングやクリフジャンプなど、アドレナリンが出るなら何にでも手を出すそうです。

ただ、アスリートと言う面では、カイトボーダーとして世界的に知られています。2012年には、マウイ島ジョーズでカイトボーダーとして最大サイズの波に乗った事で注目されています。

今回、ニッコロがチョープーを訪れた理由は、テレビのリアリティショー撮影のためで、3週間前にエアチケットを抑えていたので、ビッグスウェルに合わせたわけではなかったそうです。

しかし、ものすごい運で大当たり!?となった今回。正直、ラストシーンのワイプアウトを見ると、よく生き延びたなと言うのが率直な感想です。

本人によると、やはり壮絶なワイプアウトだったそう。ワイプアウト後、4本の波に連続して巻かれ、背中や膝を激しくリーフに叩きつけられていたと言います。

最終的に、インサイドのリーフに打ち上げられた後は、数回吐血をしたり、数分に渡って頭痛が続いたとのこと。しかし、再びラインナップへと戻り、サーフィンを続けたと言います。クレイジーですね・・・。今回の映像は、ビッグウェイブアワードにノミネートされる事でしょう。