フリーサーファーのデリック・ディズニーとブライス・ヤングというスタイルマスターの二人を看板ライダーとし、メジャーブランドとは一線を画する方向性を進むサーフブランド「ヴィスラ(Vissla)」。
今回の動画は、そんなヴィスラのライダーによるハワイでのセッション映像をお届けします。登場するのは、前述したデリックとブライスに加え、王道であるコンテストサーファーである若手のカム・リチャーズの3名。
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レギュラーフッター(ナチュラルフッター)のデリックとブライスに対し、グーフィーフッターのカム。ただ、スタンスが同じであっても、サーフスタイルが大きく異なるので、見分けやすいですね。
コンテストサーフィンという王道を突き進むカムのスタイルは、ワールドツアーサーファーなどと似通っています。特に、ボトムターンやトップアクションでの体の入れ方、重心移動の際の膝の曲げ具合など。
最先端サーフィンをする上で、ファンクショナルと言われる体勢が、ある程度確立されているため、同じ方向性を持つサーファーのスタイルが似てくるのは当然ですね。
一方のデリックとブライスは、明らかにトップアクションでの体の開きなど、通常のコンテストサーファーとは違います。ただ、もしかしたら、フリーサーファーの体勢でも、ファンクショナルな面において、コンテストサーファーを凌駕している面もあるのではないかと思ってしまいます。
どんなスポーツであっても進化を続け、過去にベストと言われていたフォームが、実はベストではなかったと変わる事はしばしば。水泳でも、プル(手で水を掻くこと)のスタイルが変わったりしていますし。
こういった時代の流れを考えると、サーフィンにおける今後のスタンダードがどのように変わって行くのか楽しみですね。
ヴィスラに関連するお勧め過去記事は、下記リンク先から参照して下さい。
コスタリカでのノスタルジックなフリーサーフ映像:デリック・ディズニー&ブライス・ヤング
シーズン中のハワイでもマウイ島を選択したヴィスラのサーフトリップ
自分で作り上げたセルフシェイプボードで参加するサーフコンテスト