2015年度メンズWCT第七戦「ビラボン・プロ・タヒチ」：四日目ハイライト

2015年8月25日

現地時間8月24日（タヒチ）、2015年度メンズWCT第七戦「ビラボン・プロ・タヒチ（Billabong Pro Tahiti）」のラウンド4まで終了しました。波のサイズは、最大セットでダブルオーバーヘッドあるかないか程度ですね。

2015年度メンズWCT第七戦「ビラボン・プロ・タヒチ」予告編

2015年度メンズWCT第七戦「ビラボン・プロ・タヒチ」：初日ハイライト

2015年度メンズWCT第七戦「ビラボン・プロ・タヒチ」：二日目ハイライト

2015年度メンズWCT第七戦「ビラボン・プロ・タヒチ」：三日目ハイライト

まれに入るセットは迫力があるものの、思ったほどのコンディションとはならなかった本日。残り19ヒートで明日がウェイティングピリオド最終日とあり、本日は朝から一気にヒートをこなすかと思いきや、引っ張って現地時間のお昼スタートとなりました。それほど、波が良くなかったと言えますね。

本日の見所は、今回の結果によっては、ランキングトップに浮上できる可能性のある3名のサーファーの結果。その3名とは、ジュリアン・ウィルソン、オーウェン・ライト、フィリペ・トレド。

まずは、ジュリアンがラウンド3でCJホブグッドと対戦。チョープーになると、CJはとてつもない強さを見せるので、ジュリアンにとって嫌な相手だったでしょう。その予想は的中で、今イベントで初となるパーフェクト10をCJはマークして、ジュリアンを破りました。

それにしても、CJのパーフェクト10は凄まじかったです。完全にバレルが潰れ、波がスープになってから数秒後、いきなりCJの姿が現れたのですから。

3人ヒートで敗者の出ないラウンド4では、オーウェンとフィリペが同じヒートで対戦。このヒートでは、フィリペが波のフェイスでワイプアウトし、そのまま水中に沈まず、リップに持ち上げられるエグいシーンなどがありました。

あのワイプアウトで、フィリペの心が折れたのでしょうか！？ロースコアなヒートとなったのですが、オーウェンが唯一8ポイント台を記録し、早速クオーターファイナルへと駒を進めました。敗退したフィリペは、ラウンド5行きとなり、もしもラウンド5敗退となれば、現ランキング3位のジュリアンと同じポイントで同率となります。

ランキングトップ争いのサーファーに焦点を当ててみましたが、ひそかに今イベントの結果によっては、十分タイトルレースに絡んでくるのが現ランク6位のケリー・スレーター。

オーウェンと同じく、クオーターファイナル進出を果たしたケリーは、今回優勝すれば、ジュリアンと同率のポイントとなります。また、2位であっても、十分にタイトルレースに絡むことができるでしょう。果たして、12度目のワールドタイトルを目指し、ここから追い上げてくるのか楽しみな所です。

明日のコンテストは、ウェイティングピリオド最終日となるので、確実に開催されるはずです。また、残り11ヒートもあるので、朝一から午後まで開催するので、ライブ中継をチェックしてみてはいかがでしょうか。朝一の8時開催となれば、日本時間は午前3時です・・・。

イベントのライブ中継や詳細については、下記リンク先の公式サイトからチェックして見て下さい。

公式サイト「Billabong Pro Tahiti」

本日の結果
・ラウンド4
Heat 1: Owen Wright (AUS) 14.84, Filipe Toledo (BRA) 13.06, Kai Otton (AUS) 12.70

Heat 2: Gabriel Medina (HAW) 17.64, Italo Ferreira (BRA) 17.10, Bruno Santos (BRA) 6.84

Heat 3: Josh Kerr (AUS) 13.20, Aritz Aranburu (ESP) 11.43, Wiggolly Dantas (BRA) 6.40

Heat 4: Kelly Slater (USA) 16.60, Jeremy Flores (FRA) 14.66, C.J. Hobgood (USA) 8.30

・ラウンド3
Heat 9: Josh Kerr (AUS) 15.80 def. Adrian Buchan (AUS) 13.67

Heat 10: Kelly Slater (USA) 14.06 def. Sebastian Zietz (HAW) 13.33

Heat 11: Jeremy Flores (FRA) 18.87 def. Joel Parkinson (AUS) 14.60