オーストラリアNSW(ニューサウスウェールズ)州ニューカッスル出身でビラボンライダーのライアン・カリナン「Ryan Callinan」(23歳)。ジャック・フリーストーンなどと同じく、ワールドツアー入りの可能性が高い若手オージーサーファーです。

現在のWQSランキングは7位。コンテストの調子も良いのですが、ライアンの真骨頂はフリーサーフィンにあります。サーフムービー「Cluster」にも出演してますしね。今回の動画は、4ヶ月以上に渡って撮影されたライアンのフリーサーフ映像をお届けします。


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ライアンの魅力は、野性的なアプローチ。計算してライディングしていると言うよりも、見ている限りは、本能で体を動かしているような感じがします。そのため、サーファーによっては、空中で制御不能にならないよう、エアリアル前にスピード調整するサーファーもいます。

しかし、ライアンはトップスピードに入ったまま、勢いそのままにリップから空中へと飛び出すのです。その結果、0:55~からのストレートエアーを見ても、とんでもない高さと距離が出て、非常にダイナミックなアクションとなります。

ただし、これだけのスピードから繰り出すエアリアルは、諸刃の剣とも言えます。事実、ライアンは過去二回、バックサイドのエアリバースの着地で大怪我を負っているので。

一回目は右足首を骨折。二回目は左足首の靭帯を損傷しています。つまり、高さのあるエアーは、見た目的には派手なのですが、着地での衝撃は怪我のリスクが高いのです。

とは言うものの、ライアンのようなライディングは、見ていてワクワクします。是非とも、ワールドツアー入りして、定期的に爆発的なサーフィンを見せて欲しいですね。

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