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Photo: WSL

現地時間2019年12月9日(ハワイ)、オアフ島ノースショアのパイプラインを舞台にしたパイプマスターズのトライアルイベント「Pipe Invitational」が開催。

ハワイアンをメインとした32名の招待サーファーが出場し、CTイベントのトライアルの中で最も豪華なメンバーが集まるイベントです。

そんなトライアルを制したのはマウイボーイのビリー・ケンパーで、2位となった同じくマウイボーイのイマイカラニ・デヴォルトも本戦出場のワイルドカード獲得となりました。

今回の記事は、2019年パイプマスターズのトライアルイベントのレポートや明日以降の波予報などといったニュースをお届けします。


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今年もビッグネームが出場したパイプトライアル。過去にはトライアル出場から本戦優勝を果たしたブルース・アイアンズにジェイミー・オブライエン。

BWT(ビッグウェイブツアー)チャンピオンのマクアカイ・ロスマンやビリー・ケンパーなど、キャリアだけ見ても凄まじいサーファーが集結です。

メイソン・ホーが今年は出場していなかったのが意外でしたが、若いサーファーに枠を譲る格好となったのですかね!?

ビッグネーム揃いではあったものの、最も注目のサーファーの一人であったのは、過去にトライアル優勝経験があり、先日のワールドカップで優勝したジャック・ロビンソンだったのではないでしょうか。

ラウンド1のヒート1に登場したジャックは、バックドアでのロングバレルで本日のシングルハイエストスコアとなる9.00をマークするほど好調でしたし。

ジャック・ロビンソンの9.00

本日は終わって見れば、エクセレントレンジ(8~10ポイント台)が3本しか出ないほどジャッジは厳しかったので、9.00はとんでもないスコアでした。

そんなジャックは順当にセミファイナルまで駒を進めましたが、ロースコアヒートとなったセミファイナルで3位敗退となることに。

最終的にファイナル進出を決めたのは、ビリー・ケンパー、イマイカラニ・デヴォルト、キアヌ・アシン、コア・スミスの4名。

面白いことに、ビリーとイマイカラニの2人がマウイ島出身に対し、キアヌはオアフ島、コアはカウアイ島と分かれ、マウイボーイズの2人が本戦へとワイルドカード出場することになりました。

ビリーとイマイカラニのハイライト動画

優勝したビリーに関しては、おめでたいのですが懸念材料も。というのも、ビリーはBWT(ビッグウェイブツアー)サーファーでもあり、パイプマスターズ期間にジョーズイベントがオンになる可能性があるためです。

実は、現時点においてジョーズイベントは12日開催でイエローアラートが発令されていて、12日のパイプラインは午前はマックスサイズで午後はサイズが落ち着いてきてオフショアの予報。

WSLもビッグイベント2つを同日開催したくはないはずなので(視聴数を考えて)、パイプが使えそうなことを考えると(例え午後だけでも)、ジョーズイベントのグリーンアラート発令はなさそうに思えますが、どうなるのでしょうか!?

現地時間の明日10日は最大セット12フィートで風向きも良いので、ほぼ確実にパイプマスターズはオンになるでしょう。スウェルの向き的に、パイプとバックドアの両方でグッドウェイブがブレイクする見込みとなっています。

イベントハイライト動画

公式サイト「Billabong Pipe Masters

2019年パイプマスターズの過去記事