ウインターシーズンも本格的になり、ボルテージが高まるハワイのオアフ島ノースショア。ネット上では数々のセッション動画がアップされ、ノースショアシーズン真っ只中に突入していることが分かります。
動画を見ると、軽々とヘビーバレルをメイクする世界のトップサーファーたち。しかし、怪我は付き物ですね。特にノースショアであれば、縫うといった怪我は軽傷とのこと。
今回の記事は、ノースショアのオフザウォールで負傷したローカルサーファー、ミカラ・ジョーンズ「Mikala Jones」(36歳)が、怪我をするまでのプロセスを語った内容をお届けします。
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ミカラが怪我を負ったのは、エヴァン・ガイゼルマンがパイプラインで意識不明となった翌朝12月7日のこと。場所は、パイプラインの隣に位置するオフザウォール。
パイプライン(オアフ島)で意識不明となったエヴァン・ガイゼルマンの続報
「良さそうな波が入ってきたんだ。ダブルアップしてきたから、パドルしてテイクオフしたんだけど、いきなりホレ上がったんだよね。ボードから滑り落ちそうになって、まるでシーソーで遊んでるような感覚だった」。
ここまでは、よくあるシチュエーションかと思います。その後が、運が悪かったようです。「波が爆発するようにブレイクして、リップが背中にヒットした衝撃を受けたよ。すると、ボードがぶっ飛んできて体にぶつかって、ボードと一緒に空中で回転したかと思ったら、顔にフィンがヒットしたんだ」。
ミカラのような怪我だと、大抵はボトムのリーフにヒットしたと考えてしまいます。ノースショアのようなヘビーバレルがブレイクするスポットは、波がブレイクするエリアはいきなり水深が浅くなるためです。しかし、ミカラはリーフには一切ヒットしなかったそう。
そう考えると、ボードがぶつかって21針も縫うような怪我に至るのは、相当に運が悪かったと言えます。ただ、ノースショアではこの程度の怪我は日常茶飯事とのこと。
実際、海外サーフメディアの大半が、ミカラの怪我について掲載していません。ノースショアがサーフィンの聖地でありながら、ハードコアなエリアである事を再認識させられました。
記事参照元:「Mikala Jones Gets 21 Stitches to the Face after Wipeout at Off the Wall」