現地時間12月9日(ハワイ)、オアフ島ノースショアのパイプラインを舞台に、トリプルクラウン最終戦であり2015年度メンズWCT最終戦「ビラボン・パイプマスターズ(Billabong Pipe Masters)」のトライアルが開催。
「パイプ・インビテーショナル(Pipe Invitational)」と名付けられた同トライアルで優勝したジャック・ロビンソン、準優勝のジェイミー・オブライエンが本戦出場のワイルドカードを手に入れる結果となりました。
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新たなスウェルがバッチリと入り、フェイスで10~15フィートまでサイズアップした本日。クリーンな波も入るものの、基本的にはハードなコンディションでした。
しかも、ファイナル出場サーファーは、本日だけで4ヒートもこなすというタイトスケジュール。ハードコンディションのパイプラインで4ヒートはキツいですね。
準優勝したジェイミーでさえ、「本戦の良い所は、一日でせいぜい1~2ヒートくらいだから、リラックスする時間があるんだよね」と口にしたほどでした。
トライアルのサプライズは、ジャックの優勝ですね。ジャックは若干17歳ですから。しかも、今シーズンのハワイではサンセットとの相性が良く、トリプルクラウン前哨戦「HICプロ」で4位。
トリプルクラウン第二戦「バンズ・ワールド・カップ」ではセミファイナル進出を果たし、トリプルクラウンのルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得し、勢いに乗っています。もしかしたら、パイプマスターズを制覇するのでは!?
今回の結果を受け、本戦出場サーファーが確定しました。ワイルドカード出場の4名は、ジャック、ジェイミー、ブルース・アイアンズ、ウェイド・カーマイケル。
トリプルクラウン第一戦「ハワイアン・プロ」で優勝したウェイドは、現在トリプルクラウンのトータルポイントで一位のため、ワイルドカードが与えられました。
4名が出場するヒート表は以下の通り。
特に注目は、ジェイミーとブルース。この二人は、過去にもパイプマスターズにワイルドカード出場し、そのまま本戦で優勝した経験があります。それだけ、パイプラインに強いスペシャリストなのです。
WCTイベントのワイルドカードの中でも、最強のワイルドカードですね。ミック・ファニングとフィリペ・トレドにとって、これ以上ないほど対戦したくない相手だと思います。
パイプマスターズ本戦の波予報ですが、明日もサイズはしっかりと残り、ダブル~トリプルオーバーヘッドを終日キープする予報。しかも、コンディションは本日よりも格段に良くなる予報なので、イベントはオンとなる見通しです。
現地ハワイで10日の朝一スタートならば、日本時間では11日午前3時頃からのスタートとなります。パイプマスターズの詳細については、下記リンク先の公式サイトからチェックして下さい。
公式サイト「Billabong Pipe Masters」
ハイライト動画
*ハイライトは埋め込み不可な動画のため、下記画像をクリックして配信元のサイトからチェックして下さい。
9.43pt@ファイナル byジャック・ロビンソン
https://youtu.be/w0acVX_3Qvw
9.33pt@セミファイナル byジェイミー・オブライエン
https://youtu.be/A7UAWt9AJh0
トライアル唯一のパーフェクト10 byルーク・シェパードソン
https://youtu.be/Rq_HuV943M0